へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

カラスのあかちゃんのつづき

2006-07-25 17:41:19 | ひるまのもめごと

携帯で投稿すると、途中で寝てしまうことがあって、実は夕べも途中で寝てしまった
だから、最後の行に、うち間違いがある。
ま、いいや、と思ってそのままにしておいた

で、昨日は、藤川とタコ壺保健室の匿名希望の東山先生が突然現れた。
なんでも、藤川と衣笠米穀店の番頭の高橋さんの奥さんと遠縁にあたるとかで、それでここまでやってきたらしい。
だったら、最初からくればいい。
そうすれば、俺たちはママチャリなんぞで登山道を登ったり降りたりしないですんだはずだ。
調子のいい野郎だ・・・けど、
「藤川は、どうせ、好奇心だろ?」
俺がきけば、
「あったりまえじゃん
と予想した答えが返ってきたが、
「じゃあ、匿名希望の東山先生は、何できたの?」
「わたし?」
むふふ、と笑い、
「好奇心に決まってるでしょ。だって、尼寺に入ったなんて、前代未聞じゃないの」
この人もなんだな・・・
「あんたらね、見世物じゃないんだから、このまま帰るか、前田先生を説得するか、どっちかにしてよ」
と白いヤツがいきまいている。
好きにさせてやれよ、と、親友のことながら思ったりしている。
もうここまでくれば、他人事だな。
紀藤造園の親方が、
「その先生なら寺の中の、物置小屋みたいなところで生活してっと。庵主様がえらい困ってしまって、かといって無碍に追い出してしまうわけにもいかないしよ」
と、話しているときだった。

かああああああっ

耳をつんざくような鳴き声が聞こえてきた。

なんだあ?

というところで、続かしていただきやす。

つづく