最近、「キッキッ」という甲高いキジの響き渡る鳴き声で目を覚まされることが多い。やさしくかわいい鳥のさえずりで目覚めるのとは、気分が違う。鳴き始めると、10分おきぐらいに鳴く。
かなわないのは、耳障りな音色の上に音量が大きいこと。それ以上に困るのは農作物を荒らすこと。鳴き声で目覚めると、布団の中から自宅前にある我が家の畑にいるのか周辺の畑にいるのか聞き分ける。鳴き声が近いと、窓を開けて探したり庭に出て探す。周辺の畑は果樹園ばかりなので被害はないが、我が家には野菜が多い。小さな苗を突かれるとひとたまりもない。種まきしたところを掘り返されればかなわない。スイカとトウモロコシは、アライグマ対策でネットで囲んであるものの他の野菜は無防備。見つければ追い払うしかない。
普段、キジは歩いて行動する。このため、キジがやってくる方向の境界線には高さ1mの簡易ネットを数十mにわたって張っている。でも、奴は、ときどき飛び越えてやってくることもあるので油断がならない。
今朝は、4時半頃から目をさまされた。声が近いので、起きて様子を見に行った。迷惑なキジ、でも、オスの鮮やかな色や仲良く夫婦で餌を探している光景をみると、なぜか癒される。