紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

まさかだった 仲間が旅立った

2019年06月27日 | 田舎暮らし&家族

青春クラブの仲間が旅立った。

先日の朝だった。

「今日のカーリンコン大会、参加予定だった〇〇さんが、昨日、急に体調が悪くなって医大に救急搬送されたので欠席」との連絡が入った。

あれから約1週間。彼はもういない。70歳手前だった。まだまだ若かった。突然すぎた。呆然とするばかりだった。

 

彼に世話になったことばかりが思い浮かんできた。

車検に出した軽トラが戻ってきた。

「これ、ウチの車? 新車みたいやん!」

「こすれたりしてたんで、ラッカー吹いて綺麗にしといたで」と。

新車みたいになっていた。びっくりぽんだった。

 

車検に出した乗用車が戻ってきた。

「ピカピカになってるやん!」

「汚れてたんで、洗ってからワックスかけといたで」

「すまんなあ・・・」

 

軽トラの運転席のガラスが、草刈機から飛んだ石で粉々に割れた時だった。

「部品取り寄せなアカンので修理は明日になる」

「弱ったなあ。明日、朝から家内が花の仕入れで和歌山へ走らなアカンのや」

「代車あるんで使ってくれたらエエ」

「アレ、ハンドル切るの重たいんや。寒くないんでガラスなしでも走れるし」と家内。

自宅に帰って間もなくすると、彼がやってきた。

「中古の部品が見つかった。この車に合うかどうかわからんけどやってみる。明日は雨やし、何とかせな・・・」

乗ってきた車を置き、窓ガラスが割れた我が家の軽トラに乗り換え持って帰った。

しばらくすると、新品みたいな窓ガラスが入った軽トラが戻ってきた。

代用品をアチコチ探し回ってくれたことは間違いなかった。

 

ポータブルのカーナビを買った時だった。

「これ、付け替えるんやけど・・・」と持ち込んだ。

忙しいはずなのに、快く手伝ってくれた。

 

クラブのカーリンコン大会では、率先してコート設営をしてくれたり、審判の手伝いもしてくれた・・・

 

世話をかけっぱなしだった。彼のことを思い出すと胸が痛くなる。目頭が熱くなる。彼の人となりは、今も自分の心に生きている。安らかに眠ってください・・・




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