人は、多かれ少なかれ忌まわしい過去を抱えて生きている。
傷が大きいほど、拭い去ろうと思っても消えるものではない。
西日本各地を襲った洪水や土砂崩れで家族をなくした人達のことを思うと、胸が痛い。
励まそうとする周りの人は、「早く心の傷を癒して立ち直って」としか言えない。
でも、深く傷ついた心は簡単には癒やされない。傷も消えない。
心の救援物資は、なかなか届けられない。
傷んだ心を和らげるには、「自分で立ちあがって心を癒す道に踏み出す」しかない。
そうなってほしいと祈ったり、温かく見守ることしか、自分にはできない。
今日も、お日さんが昇った。昨日のことは忘れたかのように・・・
今朝のひとときは、なぜか心の古傷がうずいた・・・
<お日さんが昇ってくれると暗夜は消える>