HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Y子ちゃん チャルダッシュ・ラプソディー

2012年05月26日 | クラシック曲
先週は、中学に入って始めての定期テストのため ピアノをお休みしていたY子ちゃん。
2週間ぶりのレッスンです。
発表会に弾く「チャルダッシュ・ラプソディー」という曲を練習しました。

冒頭はジプシーのギターのように哀愁をこめた、もの悲しい調べ。
つぎの部分では、ガラッと変わって、早いテンポで目まぐるしい踊りの雰囲気を出して・・・
その2つのパーツの落差が大きいほど、変化があっておもしろい演奏になるのです。

とはいえ、中学生になったと言っても、ついこの間12才の誕生日を迎えたばかりのY子ちゃんには、「ジプシー」や「切ないギター」や「流浪の民」なんてことはピンときてないに違いありません。
「ジプシーってね、こんな人たちよ」
先生は、本棚から「タンタン」のマンガを取り出しました。
確か「カスタフィオーレ夫人の宝石」の巻に、ジプシーの人たちの絵があったはず・・・
「ほら、これ、これ!こういう人たちが『ジプシー』なのよ。箱馬車に乗って、ずっと旅を続けていくの。行く先々で 歌や踊りや楽器の演奏を見せてお金を得ている。家がないから、夜は森の中とかで焚き火をして、キャンプするの。焚き火の周りで、賑やかに歌ったり踊ったりして酒盛り。タンバリンとか叩いて。。。どう?イメージ、浮かんだ?」
「うん、なんとなくわかった」
Y子ちゃんはうなずきました。
 
こうした、具体的なイメージを描くことは、ピアノ演奏する上で とっても大切。
Y子ちゃんはとてもまじめな生徒なので、よく練習しており、実力もずいぶん身についています。
もう中学生になったので、これからは、「うまい」ばかりじゃなく、雰囲気のある、すてきな演奏ができるように期待しています。


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