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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

9月の音倉ジャム

2013年09月04日 | レッスン日記(小中高生)
早いもので、もう9月の第一水曜日。
「音倉ジャム」のある日です。

来月のハロウィンコンサートに、歌で出演してもらうことにした友人と、その打ち合わせを兼ねて 音倉で落ち合いました。
セッションが始まるまでの少しの時間で、楽譜を交換したり歌詞を見直したりして、そのあとはのんびりドリンクを飲みながら、ジャムの見物です。
今日は、朝からの不安定な天気のせいもあってか、出演者も観客もいつもに比べて少なく、演奏する人は第一部・第二部それぞれに1曲ずつ、合計2曲演奏できてよかったと思います。

とてもきれいな声の女性Fさん、いつもシブい選曲の大柄なおじさん、なんとなく聖路加病院の日野原先生に似てる(秘密だけど)小柄なおじさん、それから尺八でジャズを吹くおじさん(みなさん名前がわからなくてすみません)・・・
いつもの常連さんで、みんなジャズを楽しんでいる人ばかりです。
今日は珍しく、第一部でジャズを演奏した尺八おじさんが、第二部では 音倉バンドのピアニストの女性とデュオで、日本の名曲「春の海」を正統派の尺八で演奏してくれました。
こういう場所で聴く日本の曲は、とても新鮮ですてきでした。
「音倉ジャム」では、演奏したい人がその場で、バンドメン一人一人に譜面をわたしてセッションします。
通常、ジャズの演奏ですから、1段譜にメロディーとコードネームだけでいいのですが、この「春の海」は、オリジナルでは琴で演奏するパートをピアノで弾くので、ピアニストに渡した譜面は、その琴のパートがギッシリと書き込まれたものです。
ピアニストの女性は、それを初見で、瞬時に尺八おじさんと共演したわけです。
弾き終わったあと、司会者が言いました。
「ピアニストは初見です」
「えーっ、すごいー)」と驚く聴衆。
「こんな細かい音符、よく見えるねー
そっちかい。
さすが老眼世代のおじさん、着眼点がちがうね。

さて、本日のジャムセッションもすべて終わり、フィナーレには、今日特別参加していた、ピアニストの女性の息子さんという青年が しっとりとドビュッシーの「月の光」を弾いて、静かに秋の夜のコンサートをしめくくりました。

9月にぴったりだ・・・
もうすぐ十五夜だね・・・

アンママさんとシャンソン練習

2013年09月04日 | レッスン日記(小中高生)
今月22日に シャンソンの伴奏をするので、その音合わせのため、駒場のカフェ・アンサンブルへ行きました。
今回シャンソンを歌う、アンサンブルのママ、アンママさんは、80才を過ぎているとは思えないほど元気で若々しいです。

さっそくレッスン室に行って、選んでおいた3~4曲の歌を合わせてみました。
一応 楽譜はいただいてあるのですが、シャンソンなので譜面通りに弾かないで、適当に合わせよう、ということに。

まずはオープニングトークのBGMとして、ピアノで軽く「バラ色の人生」を流し、
最初の歌は 「詩人の魂」から変更して「聞かせてよ愛の言葉を」。
2曲目に タンゴの「恋心」。
そして最後に「愛の讃歌」で歌い上げる。

1回、サラッとやってみただけで、
「いいよね?!\(^o^)/」
ってことで、バッチリ(?)きまりました。

練習は10分で終了し、そのあとは
「やっぱりヒバリさんに頼んでよかったわ~、このリズムはあなたじゃなきゃダメだと思ったの」
「クラシックじゃないんだから、自由にやらなきゃね!」
「そうなのよー、お堅いのはダメ!『恋心』元気にできたわー」
「元気な二人でパーッとやりましょー」
と、すっかり意気投合した二人でした。

ヒバリも相当元気だと思いますが、アンママさんの元気にはあきれます。
2週間後にもう一度 練習する予定です。
楽しみだ。


待ちきれない

2013年09月04日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
バッハのシンフォニア5番変ホ長調と、ハイドンのソナタホ短調を練習しています。

バッハの方は、もう最後まで弾けて、音もずいぶんクリアに美しくなりました。
装飾音符など、時々ハッとするほどきれいな音が出ることがあって、Hさんバッハ上手になったなあ・・・と思います。

ただ!

曲に慣れてくると、Hさん独特の短所がジワジワと・・・
それはね、「待ちきれない」ということです。

普段から、何事にもテキパキしていて、グズグズのろいのが大嫌い、というHさん。
曲を弾くときにもその性格がキッパリ反映し、おっとりと待つことがなかなか難しい。
たとえば1小節の半分が休符になったりしていると、その「間」が待ちきれず、さっさと先に弾き進めてしまう。
「まだまだ!まだまだ!」とタヅナを引き締めておかないと、どんどん飛び出して「見切り発進」してしまいます。
それでも、ご自分でもそれを充分承知して気を付けているHさんなので、今回のバッハの曲では
「Hさん!よくぞここまで、ガマンしましたね(TOT)」と感涙にむせぶほど、拍も休符も、きちんと待って弾いていたのです。
最初はね。

ところが、今日あたり、大分曲に慣れてきたので、少しずつ休符が短くなり、音符が短くなり・・・
「あのー」
「わかってますわかってます。早いですよね?!」
と 返事も早いHさんです。
よーくわかってるので、来週、なんとか「間」を持ちこたえて、完成に至ることを期待しています。

ハイドンのソナタの方は、ドラマチックで「Prest(非常に速く)」というテンポなので、「待ちきれない」心配はないと思います!(^O^)v