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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

マッド探偵〔ディテクティブ〕(第20回東京国際映画祭・アジアの風)

2007-10-26 14:13:37 | 映画(ま行)
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ラウ・チンワン、アンディ・オン、ラム・ガートン、ケリー・リン出演。ジョニー・トウ、ワイ・ガーファイ監督作品。

警察から盗まれた銃による連続殺人事件が勃発。捜査官のホー(アンディ・オン)は人間の内面が透視できるブン(ラウ・チンワン)に協力を依頼するが…。(公式サイトより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆
もう一度観たい度:★★★★★

ジョニー・トウ監督のティーチ・イン付きの上映でした。上映後に出てきたジョニー・トウ監督の出で立ちは、白(ちょっとブルーがかってる?)のスーツに黒のサングラスでちょい悪オヤジ系(笑)。どうも二日酔いらしいという噂を聞きました。ふんぞり返ってて、シャツの間からおへそが見えてました(笑)。

面白かったのですが、不思議な感覚の映画でした。主人公のブンは刑事ですが、ホーが着任して3日後に警察を辞めてしまいます。その後、ラム・ガートンともう一人の刑事がある事件で容疑者を林で追い詰めた後、もう一人の刑事が失踪してしまい、その刑事が持っていた銃で連続殺人が起きてしまいます。
その事件を追うホー刑事が、元刑事のブンに協力を依頼するところから話が始まるのですが、ブンは人間の心の闇(鬼)が見えるらしく、ラム・ガートン(役名忘れた・汗)には7人の鬼が見えています。その中の一人が女でどうもリーダーらしい。そしてその中の男の一人がラム・シュー(笑)。途中からホー刑事には子どもが一人見えたりします。そして、ホー刑事には見えないブンの奥さんがブンには見えている様子。この描写で私は死んだ人も見えるという設定なのかと思いました。
それから、ブンは事件が起こった場所で死んだ人や犯人と同じような行動を取ると、犯人が分かるようで、刑事の時もそうやって犯人を捕まえていたようでした。
刑事失踪事件も同じような行動を取ることによって、ラム・ガートンが犯人だということが分かるのですが、問題はここから。
死んだのかと思っていたブンの奥さんは、ブンと離婚し、別の警察著で刑事をしていて、実際に登場します。そして奥さんはブンのことを統合失調症で薬を飲んでいないと言います。ブンは心の鬼が見えるというのは本当のことなのか、それとも病気のせいなのか、観ている私たちには分からなくなってしまいます。実際、ブンに見えていた奥さんは妄想だということははっきり分かったわけだし・・・。
本当に、ブンが言った通り、ラム・ガートンが犯人なのか??ホー刑事は観客と同じく混乱(笑)。

ラスト、ブンとホー刑事とラム・ガートンの銃撃戦の末、子どものような純粋な心とおびえの心を持っていたと思われるホー刑事が変わってしまいます。新たに女性の鬼が見えて・・・・・・。
死んだ外国人容疑者、ラム・ガートン、ブン、そしてホー刑事が持っていた銃(ホー刑事は自分の銃を取られたため、恋人の刑事の銃を持っていた)を辻褄を合わせるように持ち替えさせていくのですが・・・それを何度も繰り返すので、誰が持っていた銃を誰に持たせているのか、観ている方がまたしても混乱(笑)。
すぐに考えることを放棄した私(爆)。

ジョニー・トウ監督は、この映画は普通の映画を撮る時よりも大変だったと言っていました。考えながら撮ったと。役者にはあまり考えないで演じるように伝えたそうです。考えると分からなくなるから、と(笑)。誰の心の中にも鬼はいると思うけれど、他の人よりは自分は多いと思う、と言ってました。

観終わった後のこの不思議な気持ち。なんとも言えない気持ちになります。ぜひもう一度観る機会が欲しいと思います。


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2 コメント

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>ゆうこさん (hi-chan)
2007-10-30 11:21:38
ラム・シュー、きょどって、しかも大食い(笑)。
ラストの拳銃を持ち換えるシーンが気になって仕方ありません。どうなるのが、一番いいのかな?(笑)。
もう一度観て、整理したいところです。
私も好きな作品です。
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鬼たちが (ゆうこ)
2007-10-29 12:57:58
それぞれよかったですね~。ラム・シュー、きょどっている役おもしろかったです。
ほんとに、わたしももう一度観たいです。
検証しながらみたい気分です。
アンディ・オンがごっつくって、だけど、心の中は、いつもビクビクしている少年というところも、おもしろいところでした。
けっこう好きな作品でした。
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