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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

破線のマリス

2005-08-08 11:10:21 | 映画(は行)
黒木瞳、山下徹大、陣内孝則、筧俊夫、白井晃出演。井坂聡監督作品。野沢尚原作・脚本。

独自の切り口で『事件検証』という小さなコーナーを作り、高視聴率を上げていた編集ウーマン、遠藤瑤子。ある時彼女のもとに郵政省の贈収賄事件にからんだ殺人疑惑を内部告発する1本のビデオテープが持ち込まれた。彼女はさっそくそのテープをもとに事件を検証する番組を作るが、その官僚、麻生の証言から事件は意外な方向へと波紋を広げていく……。自らが仕掛けたはずの映像の罠に巻き込まれていく一編集者の姿に、テレビ報道の欺瞞と原罪を問う異色のサスペンスミステリーの映画化。(ヤフーレビューより)

この映画、企画書のコピーを見た事があって、映画も観てみたいと思ってました。
原作は未読ですが、うーん・・・
サスペンス好きの私としては、ちょっと物足りない。
映画のテーマとしては、それこそレビューに書いてある通り、テレビ(マスコミ)の欺瞞と原罪を問うストーリーで、関係者はこれを観て、我が身を振り返って欲しいわと思うような内容なんだけど、贈収賄と殺人事件の真相はどうなったんだろ…というのが気になってしまう。それを描く映画じゃないと分かっていても。
小説だと成り立つような気もするんだけど、映画だとどうなんだろ・・・


黒木瞳さんは、ステキでした。バリバリのキャリアウーマンなのに、離婚して子どもとは離れて暮らしていて、その寂しさもきちんと描かれてました。
特典のインタビューも見たのですが、インタビューの時の黒木さんは、めっちゃ美しいです。化粧バッチリですけど。ほんと美しい。こりゃ一見の価値ありですよ。(本編じゃないのかよ・・・笑)
陣内さんも、ワタクシ、結構好きですけど、ちょっとキモかった。そういう役なので仕方ないですが(笑)。

しかし、ラストが痛いです。非常にイタイ。

ネタばれになりますけど・・・・・・


遠藤瑶子の私生活をビデオに撮っていたのは、息子だった・・・という事ですよね。
間違われて殺された(事故みたいなもんだけど)陣内さんもかわいそうだけど、殺しちゃった側も痛すぎる。
後味わる~い典型の映画(苦笑)。