セロー225ツーリングに行きたい

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プレデビュー Winds Of Freedom

2015-01-03 | その他
Winds Of Freedom


冬、650RS-W3で街へ・・・


冬、650RS-W3で海へ・・・



足のことを考えると大変なんですが決めました。
KAWASAKIの650RS-W3です。
当初購入を検討したヤマハのTX650はエレガントなデザインと上質な塗装ですが、それと異なり全てが無骨なまでのバイクです。

このバイクは以前も乗っていました。
引きずる様な想い出は、おっさんの感傷ですが当時の風景が蘇ります。
男は結構未練がましいし、過去を美化するんです。
だから「昔は・・・」で始まる話が多い、大半は勝手な思い込みかホラ話の類です。



同じ650RS-W3でもタンクのペイントの違いで前期型・後期型の区別が出来ます、
KAWASAKI 650RS-W3 前期型


わたしのはたぶん前期型でタンクは後期型に交換したものです。(推定なので違うかも)
さらにマフラーはW3の前のモデルのW1(SやSA)系です。
写真はマフラーがW1系に変わっている、まさにこのまんまのバイクです。
KAWASAKI 650RS-W3 後期型 


■全長×全幅×全高 = 2,150×860×1,120mm
■軸距 = 1,42mm
■エンジン形式・種類 = 空冷4サイクルOHV並列2気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 624cc/74mm×72.6mm
■圧縮比 = 9.0
■最高出力 = 53ps/7,000rpm
■最大トルク = 5.7kgm/5,500rpm
■始動方式 = キック式
■変速機 = 4速
■タイヤサイズ フロント3.25-19/
■タイヤサイズ リア4.00-18
■ブレーキ形式 前 = ディスクブレーキ
■ブレーキ形式 後 = ドラムブレーキ



このバイクはユーザーフレンドリーではありません。
ユーザーシビアであることは疑う余地が有りません。
またW系をはじめて購入を検討されている方は下記に掲げたことは当然と思ってください。

<オイル>
オイルは三種類必要であり、オイル交換も別々に行います。
◆エンジンオイルは鉱物系10W-40
◆トランスミッションオイルは鉱物系10W-40又は10W-30
◆クラッチオイルはスピンドル油。
100%k化学合成オイルを使うと100%オイル漏れします。
エンジンオイルを規定以上に入れるとオーバーフローしたオイルは自動的にドライブチェーンへ排出される。
ドライブチェーンへの給油の手間は省けますが、オイルが飛び散ってライダーの背中まで飛沫が飛び散ります。★
個体によってはオイル消費が早い場合があり、オイルの継ぎ足しは欠かせません。

<増し締め>
ツーリングの前には必ず増し締めです。★
特に高速道路を巡航すると、同一の振動周波数が連続するので道中も増し締めは欠かせない。
このため8~14mmのメガネとスパナの携帯は必須となります。
ネジやナットが飛んだら出先のホームセンターで代替品を買います。★

<雨天走行>
雨天のW3のフロントブレーキは極めて効き難いです。★
コーナーや下り坂が連続する道路、高速道路は極力避けた方が無難です。
Z1R初期型の社外品のブレーキパッドが有効策と言われています。

<プラグ>
ちょっとしたことでかぶるので、予備プラグとプラグレンチの携帯かかせません。★
かぶったプラグを金属ブラシで磨くのもありです。★

<駐車>
長時間サイドスタンドで駐車すると左右のキャブの油面バラつく可能性があります。
これでエンジン始動に難儀するので、停車の時は必ず左右の燃料コックをOFFにするのが適当です。★
メインスタンドでアイドリングすると、その振動でバイクが勝手に動いてアスファルトの路面を傷付ける場合があります。★

<アイドリング調整>
アイドリングスクリューは左右のキャブにそれぞれにあります、左右連動ではありません。
このためアイドリング調整は左右のキャブにそれぞれで行います。
左右同調の確認のバキュームメータが無い場合は、手のひらで感じる左右のマフラーの排気ガスの圧力と排気音を頼りに微調整を行います。★
外気温、コールド・ウォームスタート等の違いでアイドリングが変動する事を留意しなければなりません。★

<灯火類>
35Wのシールドビームは決して明るくありません。★
55W/60Wに変更することである程度改善されます。
ただしバッテリへの負担があり、ライト点灯で長時間走行はバッテリ上がりの原因になります。
35WのHIDへの換装もありますが、元々発電系が弱いことを念頭に置かなければなりません。

<鍵>
メインスイッチキー
ステアリングロックキー
タンクキャップキー
全部別々です。
ちなみにシートロックとヘルメットホルダは装備されていません。

<火傷>
車体右にはトランスミッションオイル鉄製のタンクがあります。
走行中は熱せられたオイルがタンクとトランスミッションを循環します。
このためタンクの表面温度は高温になり、特に夏場はズボンを履いていても右大腿部が触れると火傷する場合があります。★

<個体差>
★は経験済みです。
W系は総じて個体差が大きくトラブルも色々です。
また経年劣化により同一個体でも状態の変化が有ります。
トラブルを想定して出かけることが肝要です。


どれをとってもモダンなバイクには無縁の話ですね。
何せ40年物の古いバイクです。
一応走行可能な状態ですが、ちゃんとした整備には時間が掛かります。
出来上がりましたら改めて画像をアップします。
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