津和野藩御船屋敷跡碑
廿日市町史資料編附録絵図
折敷畑山合戦絵図(市教委蔵)、芸雲石古城図・松原家文書(山口県文書館蔵)
桜尾本町の変則的な三叉路脇に津和野藩御船屋敷跡碑が建立されており、江戸期にはこの付近一帯は石州津和野藩の御船屋敷があったところであるが屋敷の痕跡は全く残されていない。
津和野藩御船屋敷は中世の桜尾城居館跡が使用されていたものとみられるのである。江戸期の廿日市絵図をみると津和野藩御船屋敷の周囲には土塁状の竹藪が描いてあり、江戸期に描かれた折敷畑山合戦絵図(市教委蔵)などで、津和野藩御船屋敷について「此屋敷構廻リ土手也昔ヨリ有ト見エタリ」などとあり、これらからみると桜尾城居館跡が江戸期に津和野藩御船屋敷として使用されていたことがわかるのである。
「廿日市の文化第19集 津和野藩御船屋敷(屋敷位置復原の試み)参照」
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