速谷神社のブログによると今年5月に境内より槍先型の石器(右下画像)が見つかったようである。当社境内では戦前にも採集されており、同じ境内で2点も出土しているのである。
この石器は縄文時代草創期(1万年前)の尖頭器(石槍)で、縄文時代草創期に上平良の地で人々の生活が始まっていたことを示すものである。
ところで速谷神が初史料にみられるのは「日本後記」弘仁2年(811)であり、縄文時代草創期ははるか彼方の昔であるが、縄文人の貴重な道具であった尖頭器(石槍)2点がまとまって速谷神社境内から出土しているのは古代祭祀場など何らかの信仰的な繋がりがあったのであろうか。(石器画像-速谷神社ブログ、図説廿日市の歴史より)
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