2014年 米国作品。
引退間際のCIAエージェント イーサン(ケビン・コスナー)は余命数ヶ月の宣告を受け、別れていた妻と娘と過ごすためにパリへ。しかし16歳高校生の娘 ゾーイとは接し方、話が合わず距離を縮めることができない。そこへ、女性エージェントからテロリストを殺害する仕事がまわされる。イーサンはこれを断るつもりであったが病に効く試薬提供の条件で任務に就く。
ケビン・コスナーが不治の病を持った年老いた、しかし腕は立つエージェントを演じます。寿命が尽きることを知り、今まで離れていた家族と暮らしはじめる。そうしたところ、この家族が彼の弱みになってしまう。娘がテロリストに狙われるだけでなく、娘の行動が気になってしまい任務が手に付かなくなる。テロリストは彼への反撃を開始する。さらに、試薬の副作用が出てきて、さあどうなるか というサスペンスもの。
ここに、相手方の家族、彼のマンションに勝手に住み込んだ不法入国者の大家族 という家族、父親の心情も織り込んで1本の映画としました。お笑いの要素も盛り込まれており、サービス精神満点の作品です。
最近のケビン・コスナーはハズレが多かったのですが、これはあたり。不器用な男を中心として、はらはらするスリル、思わず噴き出すコメディ、じーんと来るヒューマンドラマが進んでいくので、これは面白い映画です。
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