2014年 米国作品。
整形外科病院に勤めているジュリア(アシュリー・C・ウィリアムス)は筋肉弛緩剤を盛られて4人の男にレイプされる。バーでレイプ被害者のための秘密組織を知りそこに入ったジュリアはセレディという女性教官の指導によって美人に変身。そしてその教育として、夜の町で男を誘惑してセックスの最中に男を刺殺する。そして、ジュリアは自分をレイプした4人の男の復讐へ。
本作のタイトルやジャケットから「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」の第3作目かと思って(騙されて!)観ましたが、これはシリーズとは別物でした。原作タイトルは「JULIA」。
残酷さ、エロさが全くありません。
ヒロインがなぜ、ここまでの復讐に至ったのかが理解できない。前作までは、この上なき残虐なレイプがあり、これを観ると「復讐せんとあかん」と思わされる。本作では、4人掛かりだけれど、復讐で殺しまで至らないよな という中途半端さ。そしてレイプ犯への復讐も、ちょん切りはあっても、その痛いシーンは不足。もうこうなると、だらだらとストーリーがながれていくだけ。悲しい作品となりました。
もうひとつの欠点。ヒロインが可憐でない、いたいけでない。並の女性。壊れそうな女性がメチャクチャにされて、かわいそう、痛そうという共感プラスアルファの「もっとやれ」とかとんでもない応援が出ちゃったりする。そして、そのシーンが終わって余韻に浸っているうちに、女性から別人格が出てくるという、わくわく感がない。ヒロインは美人でないとだめです。
観ちゃ行けない映画でした。
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