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「ガメラ対大悪獣ギロン」 加島信博

2015-01-28 | 映画


大映特撮映画DVDコレクション Vol.11 1850円+税
1969年作品。

昭和ガメラの第5作目。公開時の同時上映は大映 妖怪3部作の3作目「東海道お化け道中」。
天体望遠鏡で円盤を発見した明夫(加島信博)とトムは翌日森の中で円盤を発見した。円盤に二人が乗り込んだところ、円盤が飛び立ち宇宙へ。これを助けようとしてガメラが追うが、猛スピードで振り切ってしまう。そして、到着したのは地球と同じ空気があり、文明が発達した未知の惑星。そこにはギャオスがおり、これと新怪獣ギロンが戦う。ギャオスはギロンの頭部の鋭利な刃に為す術もなく倒され、輪切りにされてしまう。





ギロンの造形。これは出刃包丁怪獣です。これがジャンプして相手をざっくりを斬る。そして、さらにこめかみのあたりから十字手裏剣のような形をした鋭利なものを相手に向けて飛ばす。ギャオスは輪切りにしちゃう。ガメラの堅い甲羅も出刃包丁で切り込みを入れてしまう。無茶なデザインですが、ごく単純に得意技がこれでだから強いということは判ります。

ガメラがやらされたこと。
・巨大隕石をヘッディング。
・鉄棒の大回転して着地成功、そして決めのポーズ。
・ゴーゴーを踊る。
・杖のようなもので十字手裏剣をはじく。
・2つに切られてしまった宇宙船を口からはく火炎で溶接する。
コメディアンみたいに滅茶苦茶なことをさせられます。 3作目以降の子供をメインとした製作がここまで行ってしまったのだと、再認識した次第です。

1作目から3作目ギャオスまでの真面目な造りとは対照的な子供向け。それ以上にやけくそになったようなガメラの使い方があります。これは面白いのですが、当時の火の車になりつつあった大映の台所状況を見るようで、少し悲しくもあります。

隔週刊 大映特撮映画 DVDコレクション 2015年 2/17号 [分冊百科]
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デアゴスティーニ・ジャパン
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