2015年作品。
封切りの10日後に観てきました。
朝一番の9時開演で、お客さんは6割ほどの入り。結構あたってますね。
東野圭吾原作のサスペンス小説の映画化。1995年発売。原子力発電所のサスペンス映画なので、この時期が重要。
自衛隊へ納入される新型大型ヘリコプター「ビッグB」の初号機の納入式典の朝、錦重工業の格納庫から奪われてしまう。ビッグBは最新鋭の電子機器を搭載しており、自動操縦に加えて遠隔地からのリモコン操縦が可能であり、福井県敦賀市の高速増殖炉 新陽の上空でホバリングを始めた。テロリストからはビッグBには大量の爆発物が登載されており、現在日本で稼働中の原子炉をすべて止めないとビッグBを新陽に墜落させるという連絡が入る。ビッグBにはこれの開発者 彰(江口洋介)の息子が取り残されており、この子供の命も救わねばならない。
文庫本で600ページを超える大作を上手く2時間の枠に収めました。ストーリーとしての破綻ヶ所が見あたらず、県警や自衛隊、発電所の職員達も血の通った人間として描けています。
錦重工業のヘリ開発者 湯原役の江口洋介は、難しい役なので損しました。相手役となる錦重工業の原子力開発者 三島役の本木雅弘はこの真逆で得な役回り。かなりオーバーアクションであっても致し方ないというところもあって、ひとり光ってます。
原作とイメージが違いすぎたのが赤嶺淳子役の仲間由紀恵。こんな美人では合わないでしょ。
子供の救出からヘリの落下まで、緊張感が継続します。東野圭吾の原作が前半にもきちんと見せ場をこしらえているのをそのまま上手く映像化しました。2時間、画面から目が離せない映画です。
天空の蜂 (講談社文庫) | |
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講談社 |
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