![5 5](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/76/e663bb51048347a69e700dcef7e3a131.jpg)
2011年録音。
西本智実さんが主席客演指揮者として就任したロシア国立交響楽団は、スヴェトラーノフの時代、すなわちソ連時代にはソヴィエト国立交響楽団と呼ばれた歴史あるオーケストラです。
スヴェトラーノフの元では、分厚く重厚、エネルギッシュな演奏を常としており、ソ連の重戦車オケというイメージが定着していました。スヴェトラーノフが去ってから10年、重戦車は西本智実さんの元でどういう演奏をするのか、大きな期待を持ってこのCDを聴きました。
第一楽章からゆったりとしたテンポで進みます。第二、第三楽章も拍子抜けするほどに淡々と演奏されて、「あれ、これはまずいのでは」と思い始めたところ、第四楽章になって、チャイコフスキーが燃え上がりました。今まで隠していた重戦車の全力疾走、これはたまげた迫力です。そして、だんだん感極まってきて、涙目になっている自分に気づきました。
やはり、西本智実さん、燃えますね。うまいです。
![Dvd Dvd](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/5faf2f0ca6c1c41b4f9fe784954ab5c2.jpg)
西本智実さんのチャイコフスキー 5番は、2006年のチャイコフスキー記念財団ロシア交響楽団という若いオーケストラとの来日ライブDVDを持っています。
ライブはミスや荒くなるところありますが、迫力はこのセッション録音よりも上回ります。しかし、演奏の完成度はこちらのセッション録音。
甲乙付けがたい名演ですが、二者択一を迫られたら、ライブDVDを選びます。
久しぶりに「感動するチャイコフスキー」を聴くことができました。
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