テクニクス SL-10 購入 （Technics SL-10）

ハードオフにSL-10が出ていたので、脊椎反応で購入しました。当時の定価 100,000円。



1979年発売。
レコード・ジャケット・サイズ すなわち幅、奥行が31.5cmというコンパクトなサイズにテクニクスの技術を凝縮したプレーヤーです。
DDすなわちダイレクト・ドライブのターンテーブルにリニアトラッキングのダイナミックバランス方式のトーンアーム。キャビネットはアルミダイキャストで、アームは上部側に取り付けられています。ダイナミックバランス方式のトーンアーム故に、水平バランスが不要。斜め置き、縦置きも可能です。本体にMCカートリッジ用のアンプを内蔵しており、リアのスイッチでMC/MMの切り替えが可能です。
カートリッジはテクニクスが開発したT4Pという4ピンコネクタと1本のネジ止め方式。販売時は 301MC というボロンカンチレバーの高性能なMCカートリッジが付属していました。前オーナーが針摩耗した際に、テクニクスの廉価なMMカートリッジに買い換えた模様で、本機にはこのP24が付属していました。

ネットではリニアトラッキングのトーンアームを駆動するベルトの劣化で交換が必要という記事を読みますが、本機は問題は発生していません。
40年近く昔の製品ですが、完動品です。この当時のオーディオ製品は、壊れませんね。世界に冠たるMade in Japan。高精度なアルミダイキャストのキャビネット、まったく劣化を感じさせないDDモーター、未だに正常に反応するスイッチ類 など 感動ものです。

取り外したカートリッジ。



針を外すと型番が読めました。P24というテクニクスでは廉価なMM型。





301MCが付いていなかったのは残念ですが、40年前のダイヤモンド針先が使えるわけもなく、致し方なしです。P24 ならは今でも互換針が容易に入手できるので、これも良し。針先はまだ使える状態。しかし、音は没個性の大人しすぎる。T4Pカートリッジの泥沼 ＆ 天国に入り込みそうな予感がしてきました。

	Technics テクニスク SL-10用インシュレーター 補修用ブッシュゴム
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