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ベートーヴェン 交響曲第4番、第7番 カスロス・クライバー指揮 バイエルン国立歌劇場管弦楽団

2010-12-29 | 音楽
1982年 カール・ベーム追悼コンサートのライブ録音。

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録音が極端に少ないクライバーの貴重なベートーヴェンです。
1984年に第4番がLPで発売されました。LPの両面に第4番だけの収録であったので、短時間、割高なLPだなぁ と当時思ったことを覚えています。
そして、2006年に第7番がSACDとして発売されました。
4番+7番でも十分 1枚のCDに入るので、今でも「贅沢なCDだなぁ」 と思ってしまいます。

7番は他に 1976年のウィーン・フィルとのセッション録音もあり、名盤との評価を受けています。
さて、この同日ライブ録音の2曲ですが、「いやぁ、すごいの なんのって!」です。
まず4番ですが、ベートーヴェンの偶数番交響曲の固定概念を吹き飛ばします。この迫力はなんなんでしょう。3番、5番に全く引けを取らない交響曲であることを思い知りました。
今まで4番と言うとブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団や、アンドレ・クリュイタンス指揮ベルリン・フィルの穏やかで柔らかな演奏を良しとしていましたが、コペルニクス転回がクライバーによってもたらされました。

7番もこんなに強烈な迫力、「痛い」って言う感じです。このスピード感、ゾクゾクします。バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルのロックンロールのような元気良さも好きですし、カラヤン指揮ベルリン・フィルの重戦車の疾走感も素敵なのですが、この気を抜いたら血が出てしまうような緊張感は他にはありません。

4番、7番共に 繰り返して続けて体を壊すようなテンションの高い演奏です。クライバーが多くの録音を残さなかった理由はこのあたりにあるような気がしました。

1982年のライブ収録ですが、この部類としては音質は極上です。
これを聴かずしてベートーヴェンは語れません。お薦め。


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