ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

もういくつ寝ると

2008年12月27日 | その他
  今年も残り少なくなりました。
童謡の「お正月」でいきますと、
あと5日寝るとお正月がきます。

 皆様のご家庭ではお正月の準備はお済みでしょうか。
卸市場ではしめ縄飾りのセリも行なわれ、夕刊に出ていました。

 漢字でしめ縄は「注連縄」と書きます。
>中国で死霊が入り込まないよう、
水を注いで清め連ね張った縄を意味し、
一定の間隔で藁(わら)を三・五・七本と垂らすため、
「七五三縄」とも表記される。

 などと言われますように、縁起の良い飾りですね。
>また、古代には「しめ縄」を「尻久米縄」
(しりくめなわ・しりくべなわ)といった。
「くめ」とは「出す」の意味で、藁の尻をくめ置いて
垂らした縄なので、このように呼ばれた、 
とあります。

 いろいろな表記があるのですね。
また、その起源の一つを紐解いていきますと、
県北(高千穂)に由来があるのは周知のとおりだと思います。

 (要約しますと)
 我が国最古の歌集である「古事記」の記述に
「岩戸隠れ」という話があります。
スサノヲノミコトという神が、
亡くなった母のいる世界に行きたいと言い出して、
姉のアマテラスオオミカミに別れを告げるため、
(姉のいる)高天原(たかまがはら)=高千穂町岩戸=
という世界に行きます。
ところがスサノヲノミコトは、そこで悪さをするようになり、
アマテラスオオミカミは怒って天の岩戸に隠れてしまいます。
すると世の中が真っ暗になり、悪い神様がはびこるようになりました。
これはいけない、ということでいろんな神様が集まって
アマテラスオオミカミを岩戸から呼び戻すと、
ようやく世界が明るくなりました。という話です。

 その時、再び岩戸に引きこもることがないように、
岩戸に縄を張りめぐらせた。
これがシメナワの起源だそうです。

 >しめ縄は、神事の神聖な場所と下界を区別するために張る縄。
新年に悪気が入らないよう家の出入口に張ったりする。

 そもそもそういうことなんでしょう。 

 そうですね、確かに高千穂はお正月でなくとも
しめ縄を飾っている民家が多く見られます。
アマテラスオオミカミを崇めておられる家庭が多いから、
そういった理由からなんでしょうかね。

 母なる川、五ヶ瀬川流域に栄える延岡、
少なからずこういった“縁”(歴史)をも大切にし、
日本のふるさととして発展していくことを願う一人でもあります。
ただ、“日本の発祥の地”は、
どこも同じように手を挙げていますので、
それは難しいかもしれませんが。

 ちなみに当館売店のしめ縄は25日から1つ780円で販売中。
玄関正面に置かれていましたので、
定期バスのお客様が入館するとすぐ買われていました。

 ご参考までに
 >飾り始める日は地域によって風習は異なるが、
現在ではクリスマス後から28日までに飾る事が一般的である。
29日と31日に飾る事は縁起が悪い事とされている。
31日に飾る事を一夜飾りといい、迎え入れる神様に失礼であるとされる。

 >飾りを取り外す日も地域によって風習が異なり、
1月7日に七草がゆを食べた後、若しくは15日に取り外すとされる。

 だそうです。