ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

明日から延岡水郷やな

2010年09月30日 | 案内
 

「今日から9月です」に始まり、
およそひと月間、手付かずの当ブログでした。

 足跡(訪問者)は毎日約100件を数え、
立ち寄られた方は
「今日も更新なしか」と
すぐに他のサイトに移った方も多いと思われます。
お越しいただきながらご期待にそえず、
申し訳なく思っております。

 話題を提供したいのはやまやまではありますが、
デジカメを持って歩くこともほとんどなくなりました。
館内隅々まで見て回り
時には「にわか記者」になりすまし、
会社のPR<売店の商品やお風呂プール神田川(食事)>を中心に
また当館周辺の話、
モラルの問題や時代を風刺した話題など
個人の感情を抑え気味に(そうでもないか)
時にはプライベートな話題も盛り込んで
紹介して参りました。



 9月1日のブログからおよそひと月。
当月最後のブログもまた
鮎やなの話で終わりたいと思います。

 着々とやなが掛けられ、
いよいよ明日10月1日、
延岡観光協会が主体となって初めての
「延岡水郷やな」がオープンします。

 開業まで様々な葛藤もあったと聞きます。
備品や営業消耗品を取り揃えるのに
あちこち見て回り
先日はヘルストピアにも使えるものがないか
T局長ほか職員が下見に来られました。

 「予算が限られているから大変なんですよ。
自前で済まされるものは手配していますが
ゼロからのスタートがこれほど大変だとは」
と戸惑いを隠せないT局長でした。

 300年を超える鮎やな
その歴史と伝統に育まれる一方、
ここ数年、利用客減に歯止めをかけ
風化させないために立ち上がった観光協会。



 食事棟は観光協会の直営(鮎乃茶屋)と
地元の仕出し店(国技館)の2棟が併設されています。
12月5日(日)までの営業期間、
市内外からどれだけのお客様が
新しいやな場で鮎料理に舌鼓を打たれるか、
市民の一人として期待しようと思っています。


依然残暑厳しい9月

2010年09月01日 | その他
 

 今日から9月です。
とは言ってもまだまだ暑い夏、
残暑もまだまだ厳しく
都市部では記録的な猛暑日が続いています。

 どこかの新聞には残酷と残暑を掛けて
「残酷暑お見舞い申し上げます」と皮肉る記事も。

 夏休み期間中、
今年は一度も台風の上陸がありませんでしたが、
(本県周辺にはなかったと記憶しています)
これも太平洋高気圧の勢力のせいとも。
勢力がやや落ち着いた頃に発生しやすい台風。
ややっ、立て続けに6,7,8号が発生。
フィリピン、沖縄、台湾周辺にあって、
東に、北西に、そして停滞気味の台風も。
予断許さない状態にあるようです。

 遅まきながらこれから台風のシーズンを迎えるのでしょうか。

 数年前、9月から10月にかけ
台風が本県周辺に襲来し、
秋の風物詩「鮎やな」が流されたこともありました。
一度流され復旧途中だったか
途中完成で終わらせていたか
再度それも流されていたような記憶も・・・。
当主は散々だったはずです。

 >鮎やなは、
成長して産卵のために川を下る鮎の習性を利用、
川を堰き止めて竹の簀「落てす」に誘い込んで取る原始漁法であり、
およそ300年続いています。
やな作りは場所を決める「瀬踏み」から始まり、
水の抵抗や鮎の落ち具合を考慮して
場所によっては曲線に川幅一杯に堰き止めます。
(現在は魚道を1/5解放しています)
堰き止める方法として、
松丸太1本と杉丸太2本を組み合わせた「ウマ」と称する柱を
川幅一杯に立て、
上部に木の枝を並べた「ナル」、
その上に流されないよう石を積み上げます。
 
 >水につかる部分には、
竹で編んだ「ス」を「ウマ」に立て掛け川幅一杯に渡します。
こうして堰き止められた「やな」に鮎を誘う落とし場、
いわゆる「落てす」が設けられます。
「落てす」の高さや角度はその年の水量、
気象状況の見通しを必要とします。
また、「落てす」に流れ込む部分に女板(メイタ)が置かれ、
その上部に男石(オイシ)、
女石(メイシ)が千鳥に並べられ鮎の警戒心を解く工夫がされています。
 
 >鮎やなは陸上で竹を編んだりする準備期間を合わせて、
10日位かけて作られています。

 以上、
資料(ホームページ)=川水流鮎やな場 鮎やなとは より。

 今年から、観光協会がやなを掛けることになっています。
その初年度、台風の襲来がありませんように・・・。