さて、今週は午後からとんぼ座の営業に毎日出てます。取引事業所はほぼ終了。今は高齢者クラブ会長宅と福祉推進チームという、独り暮らしの高齢者宅を定期的に訪れ声を掛け、元気でいるかなどを見て回る人たちがこの福祉推進員で、その人たちにアプローチをかけてます。推進員は60代の人たちが一番多いし、その年齢の方が活動ができやすいと言われてます。しかし昨日訪れたHG地区の推進員の代表者は、「私が推進員になったのは5年前。65歳でした。今はもう70歳になって私だけ歳かと思っていましたら、周囲ももう70代。高齢者が高齢者宅を訪れているようなものですよ」と自らの活動に疑問を投げかけているようでした。高齢者が高齢者を介護することを“老老介護”といいますが、福祉推進員もその時代が来ているようでした。それだけ平均寿命が延びている証拠なんですね、とも言われてましたが、なかなか次の時代の人たちが育たないというのも紛れもない事実のようでした。
今日は東海(延岡ではとうかいとは読まず、とうみと読みます)地区と恒富地区の高齢者会長宅を回ってきました。東海のI地区での出来事。営業車を路上に止め、会長宅から営業車に戻ろうとしたその時、前方から自転車に乗ったT中学校の野球部が私とすれ違いさまに「こんにちわ」と元気に挨拶してきました。一瞬周囲を見回しましたが、そこには私しか居らず、改めて「こんにちわ」と返すと、笑顔でスススッと駆け抜けていきました。T中学校の野球部の挨拶が良いのは定評があります。しばらくするとその生徒の「こんにちわ」の声が遠くから聞こえてきました。誰にでも挨拶するようにと言われているようです。大変気持ちよかったです。
一方、恒富のS地区での出来事。車と自転車は左側通行、歩行者は右側通行というのは今や幼稚園児でも知っている社会の常識です。私が営業車で通ったそこは道幅も狭くスピードの出せない住宅地の間を抜ける市道でした。正面から二列並進で向かってくるM中学校の野球部とすれ違いました。その自転車は右側通行でした。ということは私の車に向かってきている状態です。しかも二列並進でふくらんでいるときた。ゆっくり安全運転でしたから問題はありませんでした。しかし、自転車を避けるために道路の中央よりにハンドルを切ったのは私の方でした。
つい1時間ほど前にT中学校の野球部の挨拶にすがすがしさを感じてました。が、今度の腹立たしさで一辺に吹き飛んでしまいました。「同じ中学生なのにこの差は何だろう」と運転中に考え込む始末。
今日から延岡では中学野球の夕刊デイリー新聞社杯が始まりました。県北のチームが参加してます。その大会出場のために市内の中学野球部は自転車で球場と自宅を行き来してます。それで自転車の往来が増えている訳なんですね。
う~ん、M中学校野球部に先に会っていたならねぇ。後の挨拶の方が晴れ晴れして心も晴れて良かったのに。帰社途中にそう思いました。