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散歩道 - いつもと違う角を曲がればそれは新たな発見の始まり♪♪

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たまには金融の話でも・・・世界経済を震撼させた「サブプライムローン」って・・

2007年08月23日 21時42分35秒 | たまには金融・経済の話でも…
写真:街角ウォッチングから:歩道横の植え込みで咲く「アジサイ・墨田の花火」
アジサイの狂い咲きですね。梅雨に咲いて2度目です。性質的には2期咲きの傾向があるのでしょうか?真夏にアジサイって・・・摩訶不思議な光景です。

で・・・本題!!!世界中の株価を大暴落させた「サブプライムローン」って何・・・と言うことで!

やはり、火種はアメリカ・・・世界中の株価が大暴落したのは、この「サブプライムローン」の不良債権化問題が浮き彫りになったことによります。実はこの問題は、前からあり、何度か小さな山(株価の下落)がありました。

今回、一気に暴落したのは、「サブプライムローン」を取り扱う専業大手のニューセンチュリー・フィナンシャルが、住宅ローンの焦げ付きによって、巨額の損失が出ると発表したこと。それに、追い討ちをかけるように、前米連邦準備制度理事会(FRB)議長のグリーンスパン氏が、市場で、債務不履行が増加し、経済セクターに波及するリスクがあると言ったこと。巨額だけに、一気にリスクという言葉が世界中を駆け巡り、経済を震撼させたことによると思います。

では、この「サブプライムローン」って・・・
俗に言うプライムって、「優遇」って事ですよね。「プライムレート」という言葉を聞いた事ががあるかと思います。 では、プライムローンとは・・・「金利面で優遇した貸付」でしょうかね。ただ、その頭に「サブ」がつくと、話が変わります。信用度が低い人でも金利を高くして、貸し付けることの意味合いになります。日本で言うと、銀行で、所得制限等で拒否されても、大手消費者金融では、高金利で貸してくれるとか・・・

ただし、この「サブプライムローン」が成立するには、ローンを組んだときの担保価値が今後も上昇することが条件になります。一般的な見方では、アメリカの景気は上昇傾向にあり、それに伴い、不動産・土地は順調に右上がりで、上昇し続けると予想され、実際も上昇していました。この結果、アメリカでは、低所得者で、家をもてなかった人でも家を購入できることになり、専門に取り扱う業者も増え、一気に「サブプライムローン」残高が膨らんできました。

たとえ、低所得な人がでローンを返せなくなっても、担保(土地)が上昇していれば、担保にとっている金融機関にとって、不動産担保を売却すれば、金利を含めて債権回収が十分可能であり、「サブプライムローン」って、おいしい商品だったんですね。

ところが、最近、不動産が右肩上がりに上昇という神話が崩れてきました。そのため、このシナリオに少々亀裂が走り、ほころびはじめました。そのため、債務不履行で担保に取った不動産を不動産を処分しても、当然、焦げ付き始めたみたいです。
基本的には住宅ローンなんで、日本でも問題になりつつある、「ゆとり返済」のようなものが組み込まれ、何年か後には、ローン返済の額が跳ね上がるものも多いよういです。

ここままで、書くと、日本の景気対策「ゼロ金利」政策に伴う景気浮上策の当面、金利免除の住宅ローンとまったく同じですね。アメリカも不動産バブルが崩壊したようです。経済って、どこもやることは一緒なんですね。

このサブプライムローンの不良債権化問題は、日本経済にも大きな影響を与えています。サブプライムローンを取り扱っている大手金融機関(グループ)が、いざというときのための現金を確保するために、手持ちの有価証券(株価上昇傾向に日本株)を世界の市場で売却して利益を確定させたからです。そのため、日本株は大暴落しました。

ここまでで終わり・・・ちょっとわかりづらかったでしょうか?


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