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ちょっと気になる言葉・・・「労働時間」って・・・

2007年02月26日 21時17分13秒 | たまには金融・経済の話でも…
写真:我が家のクリスマスローズ実生初花:ダブル・ホワイト

【特別編・Q&A】基礎からわかる「労働時間」
http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_07012501.cfm

私たちが働く時間は、労働基準法で、週、実労40時間と定められています。この労働は、朝の朝礼や体操、デスクの掃除なんかも対象とされています。週休2日制では、1日8時間労働ですね。40時間を越えると残業になります。

残業代は、基本的に、「通常残業」と「決めれた残業時間以上の残業」をした場合や「休日出勤」夜10時以降の「深夜残業」等に分かれ、通常以外の残業は割り増しされます。だいたい、通常残業代より25%以上増しでしょうか?

一般的には、深夜残業(22時~翌朝5時)で25%増し、休日出勤で35%増し見たいですね。今度の「ホワイトカラー・エグゼンプション」等の法制化に絡んで、長時間労働を防ごうと労基法を改正し、一定時間を超えて残業したケースには、現行の割増率25%より引き上げる方針を決めてますね。その代わりに、一番高そうな残業代を受ける層については、「ホワイトカラー・エグゼンプション」で、回避する・・・って、感じでしょうね。

では、「ホワイトカラー・エグゼンプション」ってなんでしょう。一般的には労働時間という概念をなくし、純粋に成果に応じて、賃金を支払う仕組みだとされています。

日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」とは、以下だそうです。
従業員-管理職の直前、残業代ゼロ/不払い残業合法化
経営陣-時間の枠外し生産性向上

アメリカ、イギリスにはすでに同様の制度があって、以下が対象となるようです。
労働の時間規制を外し、成果に応じて賃金を支払う制度。1938年に米国で導入された。
(1)管理職(2)運営職(プロジェクト・リーダーなど)(3)専門職(教師や法律家)の3つの職種が対象。当初は経営者に近い高所得者に限られた一種のステータスシンボルだったが、今では、現在はファストフードの副店長クラスにまで適用が広がり、(1)週当たり455ドル(約5万4800円)以上の報酬がある、(2)採用、解雇の権限を持つが最低条件らしいです。

週54,800円って・・・月約274,000円以上もらえば、残業代無しかぁ~!う~む!この金額で残業がつかないと生活できないかも・・・ただ、欧米は、有給休暇等ちゃんと取得できる環境なので、日本とは、生活環境/勤労観が大きく違いますね。なかなか難しい問題です。

また、「変形労働時間制」って、ご存知ですか?1か月、1年の単位で法定労働時間の合計を超えなければ、特定日や特定の週に、1日8時間、週40時間以上働いても残業とみなさないという制度です。 

俗に言うJR等のラッシュ緩和の為、時間差通勤をしようとかの「フレックスタイム制」の導入ですね。これは、会社と社員の同意の基に必ず勤務しなければならない時間帯と、従業員の自主的な判断に委ねる時間帯「裁量労働制」(フレキシブルタイム)の2本立てになります。

最近の情勢では、【自民党の「雇用・生活調査会」で、一部の事務職を割増賃金の支払い対象から外す日本版ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)など労働基準法改正案について協議し、川崎会長に取り扱いを一任することを決めた】そうですが、一応以下のようです。

(1)労働時間では成果を適切に評価できない業務
(2)権限と責任を相当程度伴う地位
(3)仕事の進め方や時間配分に関して上司から指示されない
(4)年収が相当程度高い・・・900万円以上???

の4条件を満たす労働者に限定するとしている。また、長時間労働の助長を防ぐため、「週2日以上の休日確保」や「健康・福祉確保措置の実施。

会長は、ホワイトカラー・エグゼンプション導入を見送る一方、残業代の割増率引き上げについては先行実施するようですね。やはり、自民党の選挙対策なんでしょうか?先のばして、参院選後の国会で、なし崩しに成立でしょうか?参院選で自民党が過半数割れすると面白くなるのに・・・投票は、ちゃんと将来を鑑みて、考えて投票しましょう。

天気:晴れ
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ウォーキング:16934歩 / 消費カロリー:516.40Kcal
歩行距離:約11.0km