子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

バットを置く

2014年08月21日 | 中、高時代
高3の夏休みか夏休み後のことと思います。

義兄が家に来て「大学に行くように」と勧めました。「これからは大学を出ていないとダメ」と言います。中学を受験するときにも高校へ進学するときにも義兄はそう言いました。

おっかさんは娘婿には一目も二目も置いていました。近くには大学を卒業した人はいませんでした。大学がどんなところで金がどんなにいるかも知りませんでした。わたしも知らなかったのでそれは当然でしょう。

下屋を出してそこに二畳くらいの部屋を作り、勉強机を置いてくれました。ここが勉強部屋になりました。

わたしは得意な学科はありませんでした。大学を卒業してもどんな仕事をしたいかという目標もありませんでした。ただできるだけ費用の掛からない大学へ行かねばならないと思いました。

好きな野球はこれで出来なくなると決意しました。
チームのみんなに野球をやめることを告げ、ベース、バット、ボールなどを引き継ぎました。

まだ塾もないころです。
参考書もあまりなかったと思います。

勉強は教科書を読み込むだけです。

これで子ども時代は終わり勉強に専念するはずでしたが、そうはなりませんでした。もう少しお付き合いください。