Heart and Aqua

優しい時間~ゆっくりしていってください。

卒業式~新たなるスタート

2007-03-21 | 
昨日は、職場の卒業式がありました。

大きなライブも行われるくらいの体育館で行われたのですが、
久しぶりの卒業式勤務だったので、
思わず仕事を忘れて、ステージのそでで
大画面に集中して見入ってしまいました。



大学の卒業式、
着飾った女の子たちの華やかな姿を見るのは
見ているほうも華やいだ気持ちになって、とっても好きです。

自分が大学の卒業式に出席したときも、はかまを着て出席しました。
振袖は他にも着る機会はありますが、
はかまだけは、大学の卒業式にしか着ることができないだろうなぁと思ったので。
その通り、最初で最後の経験でした。

仕事があって出席できないは母のために、
わざわざ地元に帰って、朝早くに着付けをしてもらい、
はかま姿を母に見てもらったのを思い出しました。
大学を卒業できたこと・・少しでも母への恩返しになったでしょうか。



とってもよい卒業式でした
中でも、卒業生総代の言葉がとっても感動的で、印象に残っています。

1年生のときから、ラジオ番組のパーソナリティを担当していたというだけあって、
話し方も間の採り方も絶妙でした!
私はラジオはあまり聞かないのですが、
4年間、毎週ずっと続けていたようです。
番組の中では、大学名もちゃんと名乗ってくれていたし、
時には大学のことも紹介してくれていたということです。

彼女の言葉の中で、
アルバイト先でもどこでもいろんなところで、
卒業生の方や、またその方のお子さんがうちの大学生であることも多く、
いろいろな人との会話のきっかけになったこと、
この大学にいたからこそ、いろんな人と出会い、
そして多くの大学生活の思い出を作ることができ、
この大学に学んだことは誇りである、
というようなことをいってくれたことは、
構成員としてほんとにうれしく思いました。


自分もこの大学の出身ですが、
正直、なかなかそこまでの気持ちになることはなかったように思います。

もちろん、総代という立場で、そういう感想を述べられたのかもしれませんが、
彼女の、真摯な言葉には、そんな印象はまったくなく、
本当に心から、大学を思ってくれているように感じました。



そして、小さいときに父親を亡くして、母親一人であったこと、
その母が、彼女に、自分の思うようにしなさい・・と
温かく見守ってくれてたというような話のときは、正直涙がでそうで・・
(スタッフが泣いてはかっこ悪いので、泣かないように我慢しましたが)
自分のこともだぶって、本当に目が潤んでしまいました。

自分たちの卒業式ではあるけれど、
自分だけで大きくなったわけではなく、
ここまで大きくしてくれた親がいてくれたからこその、今日の日ですよね。



大学生というのは、今思い出しても、ほんとに楽しく、
タイムマシンがあったなら、私が、一番戻りたい時期です。

サークルはしんどくって、サークルのない日はアルバイトをしてて、
お金はあまりなくって、何がそんなに楽しかったのか、と問われると難しいのですが、
それでも、親から離れて、自分の思い通りに、自由にできた時間を持つことができたのは
ほんとに幸せな経験をさせてもらったなぁと思います。



大学生活は、大きく羽目をはずさなき限りは、
親からの制約も、社会からの制約もなく、一番自由なときです。
でも、いつまでもそうやってすごすわけにはいかず、
社会にでたら、そんな時間はなくなります。
同じ年齢でも、すでに働いている人はすでに立派な社会人ですが、
大学生は、なんとなく社会人に突入するためのモラトリアム的な要素もあって、
少しだけ、社会の一員になるための猶予期間のような気がします。

でも、もすうぐ制約だらけの日常がはじまります。
今まで以上に、一人一人が責任も持ってすごさねばなりません。
だからこそ、今日までの日々に感謝して、
明日からの日々の新たなスタートを切るための区切りにしてほしいなぁと思います。


ご卒業、おめでとうございます!
新たな旅立ち、どうか今日のこの日の気持ちを忘れずに

    


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4 コメント

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Unknown (カイ)
2007-03-21 23:04:40
こんばんは~。
aquaさんは、母校へ就職されたのですか?
いいですね~うらやましいです。
卒業式ですか~昨日、袴姿の女子学生を見ました。
私ら、男子はスーツ姿で、色気ないですね。
これから始まる荒波の社会人姿と一緒だから。

大学生活、私も親元離れての4年間、
自由に過ごさせてもらいました。
でも、目的意識を持っていたかといえば?
なかったでしょうね~。

いろいろできる時を与えられたこと、
ほんと、感謝しなければなりません。
今日、aquaさんに再び教わりました。
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カイさんへ (aqua)
2007-03-21 23:16:07
ありがとうございます
そうなんです、母校に就職しました、なので、大学生は今も身近で、それでいてとてもうらやましい存在です。
でも、私も目的意識なんて持たずに、大学生活をすごしていたように思います、
今の大学生はもっとしっかりしている子も多く。そうでない子も多く。。
ただ、あの時間だけはとっても貴重なときをすごさせてもらったなぁと感謝しています、
でも本当はもっとしっかり勉強すればよかったと後悔することも多いのですが
戻りたいです、大学生に。。そうしたらもっと違った時間をすごしたのになぁ
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遥かなる思い出 (晴兵衛)
2007-03-22 21:24:57
遥か昔(30年ほど;歳がばれましたね)の懐かしい思い出がよみがえります。私らの頃は、石油パニックの後で、民間企業が求人を絞った時期で、会社訪問なる儀式が始まったのもこの時でした。とにかく、どこでもいいから就職できればいい時代でした。プータロー等というものは、世間体が悪いという意識でしたね。今の学生からすれば馬鹿に見えるかも知れませんが。
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晴兵衛さんへ (aqua)
2007-03-23 22:08:02
ありがとうございます
懐かしい思い出ですね~
きっと馬鹿になんて思わないと思いますよ。今の学生も就職はやはり大変で、働かなくては・・という意識はあるようです、もちろんそうでない学生も。
時代時代で考え方も変わりますが、ずっと学生ではいられない・・というのは、今の学生もそのうちわかると思います。ありがとございます
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