Heart and Aqua

優しい時間~ゆっくりしていってください。

長所と短所

2009-01-18 | こころ
しあわせのトンボというコラムに、「自分の長所と短所」という記事がありました。

自分のいいところと悪いところ、つまり長所と短所は?と自分に問いかけてみると、
短所はあれこれ思い浮かぶのに、長所となると考え込んでしまう、というのです。

同じ質問を周りにもしてみても、「えっ、長所?」と戸惑い、
「短所はわかっているんだが……」という答えが多かった、そうです。

わたしも、おんなじだなぁと思いました。
短所はすぐにいっぱい思いつきますが、長所は思いつきません。



先日、尊敬する先生のセミナーに参加したとき、
『長所』ではないけれど、同じような質問がありました。

『自分の好きなところは何ですか?』そして、
『それがあると、周囲にどのような良い影響をもたらしているでしょう』
という質問がありました。

わたしは、『ん~~~~~~~』っとかなり考えた挙句に
『自分の好きなところは素直なところ、それがあると、
周囲にぎすぎすした空気がなくなる』というようなことを言いました。

たったこれだけなのですが、自分の好きなところ、いいところって
なかなか思いつかないものです。
自分の嫌なところ、短所はいっぱい浮かぶし、
他人の長所は好きなところもすぐに浮かぶのですが。。

なぜでしょうね~

他の皆さんは、すぐに答えていらっしゃる方、
私のように、やっぱり考え込んでいらっしゃる方・・いろいろおられましたが
自分で答えられた自分の長所は、みなさんとってもすばらしいなぁと思いました。

恥ずかしそうに、それでも、うれしそうに答えておかれました。



コラムには、河合隼雄氏のエッセーに、
ある小学校の先生がクラスの子供に自分の長所五つを書きなさいと紙を配ったところ、
子供たちは困り果て、宿題にしたという話があり、
多くの子供は親に尋ねたら、逆に悪いところをいろいろ言われ、
泣き出しそうになった子もいたということです。

ん~~~~~、親は日ごろほめるよりも、
気になるところばかりが目について『あ~しなさい、こ~しなさい』って
注意ばかりしてるのかもしれませんね。

いろいろな理由はありますが、考えなおすべきところかもしれませんね~



また、ベトナム戦争の悲話として米国に伝わるマーク少年の話の紹介。

ある私立中等部のクラスで先生がクラスメートそれぞれのいいところをみんなに書かせ、
それをリストにして一人一人に手渡した。
生徒の一人であるマークはその後ベトナム戦争で戦死するが、
マークの両親は葬儀に参列した先生に
「息子は死んだ時、これを身につけていました」と言って、
今では形見となったそのリストを取り出した、ということです。

ほめられてうれしい気持ちにならない人はいない、
ほめられればみんなうれしいですよね~

どんな小さなことでも、ほめられたこと、自分のことを認めてもらったということが、
自分の生きる糧、生きる元気・勇気にもなるんですよね!



そして、こう続いています。

 それで思うのは、人をほめることの大切さだ。
 自分の長所を言うのをはばかるのが日本人なら、
 人のいいところは大いにほめてあげたいものである。


本当にそうだと思います。

日ごろいっぱいほめられて育った人は、
きっと自分の長所もすぐに思いつくはず。
そうしたら、自分のよいところをもっと伸ばすべく頑張るだろうし、
ほめられたことを自然と周りの人にも還元するでしょう。

それが循環すればきっと良い流れを生むと思います。



昨日今日は大学センター試験でした。
わたしは、外で警備の仕事をしていましたが、
外をうろうろと歩いている受験生を発見し、声をかけたところ
控室にいても落ち着かないので新鮮な空気を吸いに来たとのこと。

受験生は、ほんとうに緊張の日だったと思います。
また、高校や塾の先生もずっと外で見守っておられて、
休憩時間になって受験生が外に出ると、励ましておられたし、
送迎の保護者の方も、心配そうに見守っておられました。

結果は結果です。
全力を尽くした自分を褒めてあげてください!!
そうしたら、次への糧にできますから!




今日のよかったこと

 大学センター試験、何ごともなく無事に終わりました~
 お昼にいただいたお弁当、おいしかったです~