霜恋路日記

【しもこいじにっき】
ロマンチックな名前「恋路」という場所においての出来事です。これは正真正銘本当の地名です。

認知棟に行く

2010-11-01 19:43:43 | 健康
最近3度認知棟に行きました。そこは外部からは自由に入れるのですが内部からは施錠されて自由に出られないのです。認知症の人に会ったのです。最初に会ったときあなたは誰ですかといわれ、なかなか思い出してもらえなかった。1時間ばかり経ってようやく名前を云ってもらった。
 棟内のことなどはよく話をしているが昨日のことは忘れている。昔の夢物語のような話を何度となく繰り返しながら話していく、それも話し手にとっていい話ばかりで、昔の苦労話などしない。聞いていても楽しい話である。こっけいな話である。
 カーデガンのボタンは取れっぱなし、ボタンの掛け違いも多い、靴下も履いていない。室内の洋服ダンスもないのにあるといっている。しかもあけられなくて困るが仕方がないといっている。
 最近は頭が空っぽになってすぐ忘れてしまうと諦めた感じで話す。などなど観察していると3歳児の行為と一緒のようである。段々幼児化していくのがよく観察できるのである。
22,10,8


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