きょうは第21回国民文化祭のオープニングでもある雪舟展は11月1日から11月30日まで県立美術館で開催されている。
きょうから無料開放のため朝8時半に家を出て美術館に行くとすでに行列が50人ぐらいできていた。
自転車を止めようと亀山公園の美術館の自転車置き場に入ろうとするとSPにとめられた。また美術館の周囲にはSPと警察官、私服警官などが固めていた。
ああそうだ今日は皇太子殿下がお見えになることはわかっていたがこの美術館にもこられるのである。遠くに自転車を置き8時45分から9時15分まで待ち10人グループごとに5番目に入場できた。
館内の会場入り口前では持ち物の中身検査と危険物を持ち込んでいないか身体検査を受け、そしてようやく雪舟展に入場である。
いきなり雪舟像が3点と自画像一点があり雪舟の眉毛の中間の薄いのが特徴として出ていた。
次にいきなり国宝達磨絵図であるこれは大きく迫力のある絵でさすが国宝といってもおかしくない絵である。達磨の人物が一本の曲線で書いてあり漫画的線である。反対に洞内の岩は濃く険しく掘りが深く岩がきびしく迫っている。ふしぎな絵である。
次に国宝四季山水絵巻である。春から夏秋冬と景色が移り変わるのであるが岩の書き方が非常にうまく絵を見ながら旅をしているようになる絵である。
秋に収穫で活気のある村や冬のシンシンとした雪の村、夏ののんびりとした湖に浮かんだ船々の漂いとのんびりとした人々、春の山や霞の眺めなどゆったりとした気持ちにさせてくれるとともに絵から発信される強い息ぶき感じられる絵である。
ほかに絶筆の山水図や賛の多くあった山水図など多くの雪舟の水墨画を見られ楽しかった。
見学時間は10時20分までであったその後は入場を中止して皇太子殿下に見ていただく予定であった。
雪舟没後500年を記念して開催されている。雪舟のすごいのは室町時代人生50年という時代に48歳で明国に水墨画を勉強しに渡航したのである今の時代でいえば75歳ぐらいで海外に留学をすることと同じである。
すごい向学心とその心意気である。心技体とも強い人であったと感心したり尊敬したりしているのである。