朝早くから家を出て渥美半島めぐりをしているのです。自転車を漕いで伊良子岬を回るとさすがにおなかが減っていきました。何せ朝食抜きでしたので。恋路が浜で食事を始めることにしたのですがどこの店に入るか決めかねていたのですが、一番派手な店に決めて入りました。まだ食事処の開店はしていなかったのですが入って頼むと「いいですよ」と快くいわれ2階に上がりました。太平洋が一面に見える眺望のよさは最高です。おかみさんは気さくのいい明るい女将さんでした。何を話したやらいろんな芸人やタレント、テレビ局、中日ドランゴンズの監督O監督も良く使われているとの話であった。食事は恋路が浜名物大アサリ定食を頼みました。先に大アサリだけが出てきましたのでおなかがすいてつい手が出てしまい写真に撮ることができなかったのです。少しおなかにご飯が入ってようやく冷静さを取り戻しこの名物を写真に撮ったしだいです。浅はかな行動が恥ずかしい。

大アサリはもう食べた跡の貝殻のみとなっています。大アサリのフライもおいしく、もちろん味噌汁も、デザートはメロンとさすが渥美半島でした。

おいしい、大アサリ定食を完食し、少し太平洋を眺めながら一休みをしていると2組のアベックが入ってきましたので引き上げ階下の清算所に行きました。そこでも気さくな女将さんは渥美で取れた夏みかんだよ持って行きなさいと一人旅の私にくれました。なんと優しい女将さんでしょう。心の中で嬉しくて泣きました。人様に善意を表すのは難しいのですが女将さんはなんと易く善意を出してくれるのです。いやみなく、やはりその人の生き方の蓄積の賜物なのでしょう。感慨深い出会いでした。