本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
拝観料を払わない参拝者を殴る僧侶
・・・・現在では、中国仏教は完全に崩壊している。
仏教崩壊を象徴するエピソードがある。中国である僧侶のことがニュースとなり、大きな話題となった。中国仏教の名山である九華山の僧侶が、参拝客を殴ったのだ。
事件の顛末(てんまつ)はこうだ。
寺の鐘をつくには、参拝客はお金を払わなくてはならないのだが、ある参拝客が寺の鐘を勝手についた。そのまま参拝客が帰ろうとしたのを見て、お坊さんが参拝客をつかまえて殴った。その場に居合わせた別の参拝客がその様子をビデオカメラで撮影していて、インターネット上の動画投稿サイトに公開してしまった。
こうして、お坊さんは一躍有名人になり、マスコミから取材を受けるハメになったのだが、次のように開き直り、僧侶であり続けることへの執着心をあらわにした。
「別に私は悪いことをやったとは思わない。ただし、インターネットに動画が流れて騒ぎになったので、お寺のイメージを悪くしたからとおそらく処罰されるだろう。
でも、私はこの仕事をすごく大事にしている。私は中卒なので、普通に就職しようとしてもせいぜいどこかのガードマンにしかなれない。給料は安く物価は高く、世の中は不公平なことでいっぱいだ。しかし、お寺の中は外の世界に比べて天国である。住むところはあるし、メシもタダ。収入も悪くない。皆勤すればボーナスも出る。中卒で技術もない私が、お寺にいれば大卒よりも多い毎月2500元(約3万円)もの自由なお金を手にすることができる。私は別に仏も何も信じないけど、こんな割の良い仕事を辞める気はさらさらない」
彼にとって、僧侶というのはあくまでも金を稼ぐための「仕事」なのである。:P.69-70 石平「中国人の正体」宝島社 2011/07/01
中国では共産党政府が、金儲けを許しワイロ・偽造・癒着を認める代りに、社会をよくしたいなどと中国共産党に逆らうことを許さないことにしたため、寺でこのような事態が発生するのは当然のなりゆきでしょう。はいお疲れさん、というところ。
こういう民を率いる中国共産党が、尖閣で暴れ、南沙を埋め立てている、ということを知っておいて損はないでしょう。
中国の庶民としては、金になるかどうかだけの判断力が問われます。もちろん共産党政府にヨイショすると金になる可能性が高まりますが、ことの善悪や真偽に関する個人の判断は、この場合、問われることがありません。あくまでも「もうかるかどうか」でしかなくなったのが、衰退の原因でしょうか。
まれに見る「不仲」に終わった米中首脳会談【習近平 in アメリカ③】
25日、ワシントンで行われた米中首脳会談は、「西高東低(経熱政冷)」(西のシアトルでは厚遇、東のワシントンでは冷遇)を鮮明に突きつけた。中国ではごまかしながら報道したが、会談は失敗といえるだろう。
中国にとって失敗だった米中首脳会談
西海岸のシアトルで多くのアメリカ大手企業を惹きつけ、熱烈な歓迎ムードの中で笑顔を振りまき続けた中国の習近平国家主席は、現地時間9月24日午後、ワシントンに着くなり顔が曇った。飛行機のデッキから降りた瞬間、その冷遇ぶりを感じ取ったからだろう。
たしかにバイデン副大統領は飛行場まで迎えに来ていた。デッキにも赤絨毯が敷いてあり、その先にも赤絨毯がありはしたものの、熱気が違う。
その2日前にカトリック教会の最高指導者であるローマ法王フランシスコがワシントン入りしている。比較する対象ではないものの、世界にとって、まさに「神」のごとき神聖な存在のローマ法王が熱狂的に歓迎されたあの熱気を観ているはずの習近平は、バイデン大統領の「お愛想笑い」にも、嬉しそうな顔は返していない。
中国側としては何としてもローマ法王の訪米日程をずらしてほしいと米側に懇願したが、米国はそれに応じず、その時点からこの暗雲は予感されていたものと思う。
ローマ法王をオバマ大統領夫妻とバイデン副大統領夫妻が出迎えるという異例の歓待ぶりも、比べる対象ではないにしても、雲泥の差を見せつけられている。・・・・
オバマ大統領としても、米議会の上下院とも共和党の議席が多い現状では、「共和党の嫌う中国」に、習近平主席との親密度を見せるわけにはいかないのだろう。来年に行われる大統領選に、民主党が敗北するかもしれないという、恐ろしい現実も待ち構えている。・・・・
共同記者会見における二人の表情は硬く、目を合わそうとさえしない。・・・・
こんな姿、中国のあの、「共産党を讃え、習近平国家主席を讃えるための」中央テレビ局CCTVで流せるはずもない。
日本で報道された二人の仏頂面を避け、CCTVはできるだけ笑顔の瞬間を選んで二人の顔を映し出し、あとはナレーターが勝手に中国に有利な内容を創りあげて「新型大国関係で米中両国はコンセンサスを得た」と喋り続けるという、異常な報道ぶりだった。スタジオのキャスターの戸惑いとこわばった笑顔が、なんとも印象的だ。・・・・
言うまでもなく、米議会における習近平主席の演説は、共和党議員の強い反対により拒絶されている。・・・・
南シナ海問題では平行線をたどったようだ。オバマ大統領は首脳会談で、東シナ海や南シナ海における安全保障情勢、特に人工島建設に懸念を示したことを、共同記者会見で明らかにした。それに対し習近平氏は中国外交部報道官と同じように「南シナ海島嶼は中国古来の領土であり、中国は合法、正当な海洋権益を持っている」と突っぱねた。:2015年9月28日 遠藤 誉
運が悪かったというべきか
ローマ法皇と習近平の訪米日程が重なり、そうでなくても怪しい米中関係が、さらに悪化したようです。
また例によって
報道規制を敷く中国では、中国共産党政府が光り輝くように報道しなければならず、中国共産党に不都合な視点をもった報道は、厳しく禁じられていますから、事実とは異なることを平気で「ごまかして」報道します。
こういうのを見ていると、日本についても考えさせられ、身が引き締まる思いです。むしろ不都合なことにこそ、真実があるのかも知れません。
ただし日本の場合、「不都合なことばかりが読者に喜ばれるはず」というマスメディアの思い込みが、マスメディアの「生き残る術(すべ)」とはいえ、どうも気になります。
来年の米中関係ですが
来年2016年末の米大統領選挙では、オバマの民主党が敗れ、共和党が勝ちそうな勢いですから、またまた軍事的に強硬な共和党大統領が誕生すれば、米中の亀裂がますます深まるであろうことは、避けられません。
ただしロシアのプーチンさえ讃美する共和党の大統領候補トランプはいただけず、やがて候補から脱落するはず、と私は睨(にら)んでおります。もちろんプーチンは「トランプを相手にするほうが、やりやすい」と思っているからこそ、持ち上げているのですね(笑)。
国内では「弾圧政策」によって対抗する相手がいないため、好き勝手に統治できますが、外国を相手にする場合、なかなか思い通りにならない、それがプーチンのロシアと習近平の中国でした。
今回の訪米では
習近平が丁寧にもてなされたとは言え、はっきり言うならば、調子に乗った中国が打ち出した「太平洋を中国とアメリカの2国で対等に支配する」という野望が虚しくも砕かれた、ということでしょう。そうなんです、誰も認めてないことを平気でやろうとするのが、中国・ロシアの怖いところでした。
この「進取の気風」が、仮に学問などの分野で発揮されたら、それはそれは立派な業績を残せるだろうというのが漢族ですが、中国共産党が存在する限り、それはあり得ません。これだけは断言できます(笑)。
失業者1000万人で、万事休す!何をいまさら習近平「日本よ、助けてくれ!」25兆円ブチ込んでも株価は下がる一方
ド派手な軍事パレードで、散々日本に悪態をついた習近平主席が、経済失速で悲鳴を上げ、日本にすがろうとしている。習近平政権は一体何を考えているのか。この矛盾に満ちた大国のホンネを追った。・・・・
世界の企業経営者たちが、『中国発の世界恐慌が起こるのではないか』『中国の経済統計はどれもデタラメではないか』などと発言。中国政府の官僚や国有企業経営者たちに詰め寄る姿が、あちこちで見られました」・・・・
「われわれ日本人を見ると、中国の経済官僚や国有企業の幹部たちが、妙に優しく迫ってくるのです。『中日両国が肩を組んでこそアジアは発展する』などと言っては、慇懃な態度で握手を求めてくる。わずか数日前に、あんなにド派手な『抗日軍事パレード』をやっていた国とは思えませんでした」
同様の光景は、9月4日と5日にトルコの首都アンカラで行われたG20(主要国サミット)の財相・中央銀行総裁会議でも見られた。
会議に同行した日本の経済官僚が語る。
「今回のG20は、まさに中国経済の急失速に対する懸念一色でした。そのため、中国代表の楼継偉財政部長と周小川中国人民銀行総裁は、食事するヒマもないほど、各国から上がる疑念の声に対する火消しに追われていました。
ついこの間のギリシャ危機の時まで、実に偉そうな態度で、『最後は中国がパルテノン神殿を買ってやるからな』などと嘯いていたのとは対照的です」・・・・
宮崎正弘氏が解説する。
「一言で言えば、いま中国は、焦っているのです。中国はもともと、自国のGDPを水増しして発表する習慣がありましたが、これまでは海外からの投資が相次いだため、ごまかせてきた。
ところが3年前に、大規模な反日暴動が起こったことで、日本企業が次々と中国から撤退を始めました。
急激な賃金上昇で、アメリカも手を引き始め、いままた南シナ海の埋め立て問題で、ASEANの企業が引き始めている。このため海外からの投資が激減し、中国経済は底が抜けてしまったのです」
「週刊現代」2015年9月26日・10月3日合併号より
アメリカにそっぽを向かれた中国が
一転して日本に笑顔を見せ始めたのは、「いつもの狡猾(こうかつ)な中国共産党の手法」とはいえ、だまされないよう注意しましょうね。
もちろん「一時(いっとき)」の笑顔に過ぎず
理にかなうとみたら、何をするか分らないのが漢族。
漢族は「中華の独善」そのものを演じていますが、「頑固一徹」とまでは言えず、「押して押して、更に押してもダメなら、別の手段をとる」という変わり身の速さも備えており、「中華の独善」から逸脱することはありませんが、いいも悪いも、この場合「悪い」ほうに重点がありますが、中国人の特長が如実に表われています。
中国・ロシアが合同軍事演習をしているけれども、別に軍事同盟を結んでいるわけではないのであり、ISの中国でのテロさえ心配される時代ですから、いよいよ中国も正念場にさしかかったと言えます。
もう中国共産党の崩壊は避けられませんが、問題は、それがいつ訪れるか、というだけのようです。
ただし注意すべき事があります。今の時代、四面楚歌とはもちろん中国のことですが、このような時に必ず見せる中国人の特技。それは
- 包囲網を敷いている敵の分断を図ることです。これは「必ずやる」と断言できます。上述の「笑顔」にも通じ、日本とオーストラリア、日本とアメリカ、アメリカとフィリピン、フィリピンとベトナム、などなど、それとは分らないように注意しながら、自己の利益のためなら、陰湿な悪意でもって多国や他人同士を対立させる、など当然のことなのです。それほど自国民を「悲惨」に追い込んでいるからこそ、他人や外国を「悲惨」に追い込むのを、何とも思っておりません。習近平のウィンウィン〔2015年11月30日 韓国中央日報日本語版〕などは、真っ赤ないつわりですね。
- そのために周辺国それぞれの弱点を嗅ぎつけます。中国内では屁理屈をつけて外国記者を自由に取材させませんが、相手国内ではそこの法律や国情を根拠に自由に取材します。情報の収集とはそういう意味なのでした。言い替えると、自分の国で知られたくないことを、相手国内では知りたい、自分は覗かれないように注意しながら、相手の日常生活をのぞき見する、ということです。
「仲のいい者同士を仲違いさせる」「相手をのぞき見る」という悪意のある中国共産党には、充分に注意してください。美しい言葉にだまされてはいけません!
- きれいなバラには、トゲがある
- きれいな花にも、 トゲがある
- きれいでないのに、トゲがある(大笑)