2018年冬季五輪(韓国平昌)への参加が決まってからは
2017年5月に成立した韓国左翼政権がなぜか「北朝鮮の今までの無数の挑発や決議違反」に触れることがありません。
あの挑発的な韓族にしては、まるで「腫れ物に触る」扱いです。
そして
ついこの間まで韓国の前大統領朴槿恵(パク・クネ)が中国へ「限りなく接近」したのに中国から経済制裁を受けて2年近くが経過し、汚職容疑で逮捕され(2017/03/31)、2018/04/06の一審で「24年の懲役」判決が出ました。
よって、今の文在寅の北朝鮮への「限りなく接近」にも同じような運命が待っているだろう、と容易に想像できます。
この期におよんで、韓国の北朝鮮への接近について批判すると
「南北和平ムードに水を差すのか」と異論を排除して一色に染まりたいのが韓族で、いつもの「低位置に鎮座したい衝動」を誰も抑えることができません(笑)。
しかし
- 2年前に朴槿恵が中国へ「限りなく接近」
- 今回も文在寅が北朝鮮へ「限りなく接近」
これらの歴史を考えると、おそらく80%以上の確率で、この情緒的な「韓国左翼政権の北朝鮮接近」の努力は徒労に終わりそうで、再度北朝鮮に時間稼ぎをさせてしまい「歴史は繰り返し、またまた北朝鮮にだまされた」と思わせそうな昨今でおじゃります(笑)。
もしも形式的に南北和解が進行したとしても、90%以上の確率で金王朝がなくなることはなさそうです。こうした朝鮮半島を、中国やロシアが何とか手中に収めたいと虎視眈々(こしたんたん)。
というのは
朴槿恵が中国に「限りなく接近」していたのに、北朝鮮の暴走に備えての米製THAADミサイルを韓国内に配備したため、中国が安全保障の観点から「韓国を経済制裁」し始めて1年以上になります。
しかし韓国が左翼文在寅政権になってもこの制裁は解かれず、何も変わりません。これは韓国が保守政権であろうとも左翼政権であろうとも変わらぬ中国に対する本質のようにみえ、1000年以上にわたって朝鮮半島が中国の属国を続けてきたことや、何回も韓国が(中国に近い)北朝鮮にだまされっぱなしである歴史を納得させるものでした。
おもしろいのは
中国が、安全保障のため韓国を制裁していたのに、韓国が一言も反論できないまま1年以上が過ぎていることです。そういった韓国が、アメリカの安全保障のための輸入品への高関税制裁には「韓国得意の報復関税」を用意するのですね。
「得意」としたのは、韓国では大統領が職を辞してから暗殺・逮捕・死刑・恩赦・自殺などのつらい老後を送るのが常態化していて例外を見つけることの方がむつかしく、これが韓国特有だからでして、この「報復逮捕」が十分「得意」に値すると考えたからです。
しろうとにもよく分るのは、次のことでした。
韓国は、興味あることですが
- 北朝鮮・中国には絶対に報復せず(一体感がある)
- アメリカには当然のように報復する(法的に対応)
中国は「自国の安全保障」という面から
- 韓国へは、1年以上制裁し韓国は報復不可
- アメリカへは、制裁されたら報復する予定
同じ経済制裁ですが、中国の反応が正反対なのが興味深いですね。
中国は、アメリカから知的財産権を尊重していないと指摘されたことを無視したまま、貿易赤字ゆえに発動したアメリカの安全保障のための高関税に対して、中国は情緒的に報復している段階です。
「中国の利益を守るため」という勝手な論理がまかり通り、まるで「中国の利益が存在する」かのような錯覚をする人が出てきました。
このように
現在、存在していないのに、まるで既に存在するかのように扱うのは、中国語に「時制の概念」がないからではないか、と思うのです。
勝手な埋立て地ですが、まるでそこに主権が存在するかのように主張するのは、中国語にそもそもの問題があるのではないか、という主張です。
中国が「世界は中国共産党のいうことを聞くべき」というお粗末な思考に陥っていることを、まざまざと見せつけました。
これが2018年の「ソ連と同じ建国69年目の崩壊」になることを、私は憂えております←そうなりそう!
(北朝鮮で)食えるのは「幹部、漁夫、寡婦」のみ…金正恩体制の酷薄:宮塚利雄 2016年02月15日
2年ほど前の読売から引用しました。
酷薄(こくはく)とは「酷(ひどく)薄情(はくじょう)」という意味です。
北朝鮮では、為政者にとって都合の悪い幹部が粛正され続け、都合のいい人間ばかりが恐々として何とか食えていたようですし、2017年末には北朝鮮所属とみられる木造船の乗員や遺体となった乗員たちを乗せたまま日本の北部日本海側に数多く漂着しており盗難犯罪さえ起こすほど漁民が食えなく苦労しているようですし、いま若い寡婦も美人薄命とされますから食えているかどうか・・・・・・。
北朝鮮高官が異例の謝罪 平壌公演の韓国取材団入場制限で:韓国聯合ニュース 2018/04/02
絶対に謝罪しない
これが北朝鮮・ロシア・中国などの独裁国家の「おきて」ですが、なんと「北朝鮮が謝罪」したらしく、話題になっております。
ただしこの謝罪も
北朝鮮の過去の「挑発や決議違反」に触れないという表面下でおこなわれたであろうと思われる交渉の代償だとすれば、納得できますね。
何かがなければ、絶対に言動に移さないことから、つい邪推してしまいます。
さてさて、皆様はどう思われますか。