撮影月日:2015/02/13 12:45
撮影場所:於茂登岳の気象レーダー
沖縄県にある最高峰が
ここ石垣島にある於茂登岳(おもとだけ)525m。この山頂近くに、昔は3つのアンテナがありましたが、いつの間にか1本が撤去され、今ではこの気象レーダーと、もう一つ山頂にある高い漁業用などの高いアンテナの2つだけになってしまいました。
珍しい冬の快晴の日
今年初の於茂登岳への登山。山頂すぐ手前にある気象レーダーに、なんと足場が組まれ、作業員の姿が見られます。日が左から射していることから分るとおり南西~西方向を向いて撮影しております。
ところで、見える二人の作業員は何をしているのでしょうか。次の中ではどちらが正しいのでしょう。
- 元々白いレーダー表面だったので、白いペンキを高速噴射で塗布している
- 高速の水を噴射して、藻や苔類を吹き払って、元々の白い表面を回復している
正解は 2. でした。2~3年に1回はこうして作業しないと、汚れてしまうのでしょうか。
525mとはいえ強風が吹き続けるこの場所でも、いつの間にか棲みついている植物の生命力に感歎するしだいです。
この写真では見えませんが
かつて、レーダーのすぐ右下まで鉄柵がありました。
今では鉄柵がほぼ球形レーダーの基礎部分のところまで後退し、鉄柵内の面積が半分ほどになっています。鉄柵のない平地が、ヘリコプターで資材を運ぶための場所だったんですね。
いろいろな山へ登ると
山小屋や各種アンテナ設備などの、設置や維持管理に、人手が使われていた時代があったと聞きます。山の上に構造物を建てる作業には相当な危険が伴ったのですね。
大規模な施設を作るには、今では、最初は人手に頼るものの、まずはヘリポート建設を目指し作業日程を大幅に短縮していることと思われます。
こんな風景の変化をみるにつけ、そんなことに思いを巡らすのでした。