カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 183 AIと性(文法)

2018年12月06日 10時13分46秒 | 海外

 


グーグル文章提案AI、「性別のある代名詞」が消えた訳:ロイター 2018年12月1日  


言語が「性」をどう扱うかの問題を想起させました。

「英語」が、性別表現を減らしつつあったゆえに発生した問題なのでしょうか。

これらは

「テロ事件が多い国が、死刑制度を廃止している」

「死刑制度を廃止した国が、射殺を推奨している」

「射殺を推奨している国で、テロ事件が多いのか」 

政治のグローバル化がもたらした最近の混乱でしょうか。

日本では、死刑制度を残しているけれども、積極的に「射殺を推奨」しているとは言えません。

そして「射殺を推奨」している国が事務的に「日本の死刑制度」を批判するという矛盾が見られるのです。自殺願望者を、思い通りにすぐに射殺する国と、そんな人間さえ射殺しないでおこうとするのと、どちらがいいのでしょう。

自殺統計の中に、自殺願望のテロ射殺者を加えるとかなり様相は変わってくるでしょう。

これが統計を取る国の宿命だとすれば社会の病巣だと言えます。「ある種の国の自殺率は低く抑えたい」という本人にも分らない潜在的な願望があるのかも知れませんので、ランキングは参考程度でしかないのです。 

こちら「性(文法)」によると

  • 印欧祖語では、男性/女性/中性などが色濃く残っている(名詞や動詞など)言語もあり、中にはさらに細かい枝分かれが見られるものもあるとのこと
  • 性が見られたとしても、非生物での男性/女性は生物学的な性とは一致しない気まぐれな地域性さえ見られ、希ではあるけれども生物学的性と文法的性が食い違う場合も見られる
  • 要するに混乱が起こっているのであり、経済のグローバル化と無関係ではなさそうです
  • 中性がなくなり男性/女性だけが残った言語もあり、それさえ消えかかっている「英語」のような言語もあるようです   

つまり・・・・・・

混乱はこういった英語圏の作文支援AIソフトウェアで起こったようで、「支援」とは言うものの、まだまだ完璧ではなさそうです。

私の見解ですが

コンピュータとAIの普及により、この「混乱が大きくなる」かも知れません。つまり多くの言語が英語化するかも知れないし、しばらくの間は「性に関する」言語の扱い方の違いを浮きだたせるかも知れません。

後者の場合「混乱が大きくなる」とは言えそうにありませんが、多くの言語が英語化するかも知れないという反動で、性文法がより厳密になるかも知れないので、この場合混乱が大きくなる」としか言えません。 

ついでに「グローバル化」について言えば・・・・・・

グローバル化の正反対であるトランプの出現によって、それまで正反対であった中国共産党がグローバル化を唱え始めたこと(人民網日本語版 2018年01月25日)にも注目しております。←信用性の低さでは中国もトランプも同じか

AIというと将棋の藤井聡太を思い出してしまいます。

確かにAIで「悪手」とされても平気で進めて「勝ってしまう」ことがあり、この場合「AIを越えている」とも言えます。

とはいえ、AIも日々進化しており、人の能力が無限ならば、人が支えるAIの力も無限と言えます。「人がAIを越えられるか」の問題は、その時点でどちらが優れているかだけのことのように見えてきます。

サッカーの試合で、ロボットのチームが人間のチームを破ったとしても大きな話題になりませんが、チェスや碁や将棋だと、なぜこんなにも話題が沸騰するのでしょうね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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