カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

「石垣島のハーリー」考

2014年06月02日 10時01分56秒 | 石垣島

 

昨日 2014/06/01 石垣漁港で開催された「石垣島のハーリー」祭。

 

昨年(2013年)は

朝7時に会場である石垣漁港へやってきたものの、なかなか始まらないため、開会式なかばでもう暑くてたまらず、会場をあとにしてしまいました。もちろん農婦用の幅広で後ろの首も隠れる例の帽子をかぶっていたのですが・・・・

そこで今年は1時間ほど遅く8時にやってきましたが・・・・

曇天のため陽射しが弱いのを喜んでいたら9時過ぎから雲が薄くなりきつい光線が降り注ぐようになったのです。

 

練習

 

式典の前に、各チームが静かに船を漕いで、最後の調整をしています。結果論ですが、これが一番よかった(笑)。

 

開会式 

 

これが最悪で、昨年と変わらない。なぜ「最悪」か。

まず「あいさつ(式辞)」が長すぎる。

こちらは持参したおりたたみ式の椅子を広げて座っていますが、90%以上の人は段差のある地面にそのまま腰をおろすか、または地面に布などを敷いてそこに座っています。

さらにこの日の主役である漕ぎ手の選手は、東側を向いて立たされたままで、うしろのほうは海中に足が浸かったままです。

選手たちは、自分たちの代表が東側のテント内に座っている来賓に向って挨拶をするのを聞き、そのあとどこそこの役員という来賓が西側の海の方向を向いて、つまり自分たちのほうをみて次々と繰り返す挨拶を、30分にも渡って聞かされます。

まさに甲子園球場の開会式状態で長すぎる!

甲子園の場合、開会式直後に試合をするのは、出場する50近くの高校のうちたった2校のみ。しかし石垣島ハーリーではこの直後に全員が船を漕ぐのですぞ。

この式典の模様を、マイクで拾ってスピーカーで流しているのですが・・・・それが

スピーカーは東側のテントの中で座っている「来賓」に向けられており、北側の遠くにいる多くの観客には、何かもやもやとしゃべっているのが伝わってくる程度です。

個別の来賓が話すのは5分程度の式辞ですが、これが次々と繰り返えされるのに、その内容が観客にはまったく聞こえないのです。まぁ、仮にはっきり聞こえたとしても、大したことは言っていない、死ぬほど退屈な言葉の羅列であろう、ことは十分に想像できますが・・・・(笑)。

想像してみてください。このようにスピーカーから何かが流れてくるけれども内容がつかめないまま炎天下で30分以上が経過している状況を・・・・(笑)。

よって観客は好き勝手にしゃべり、中には音楽を大きく鳴らしている人も。

 

こんな光景を見ていると・・・・

 

  • 相当資金不足なのでしょう。資金を提供してくれた組織の役職者たちが「来賓」と称して資金提供の見返りとして次々に挨拶できるという光栄に浴しています
  • しかもその挨拶の内容が、周辺の観客にさっぱり伝わらないという運営の未熟さ。高校野球では観客がどこに座っていても明瞭にその挨拶内容が聞こえますよ。
  • こんな程度のことを毎年繰り返していると、ますます資金提供者がヘリ、ますます運営方法に工夫がなくなり、ますます観客が減り、しょせんは行政側だけが売名行為のように義務的に繰り返す小規模な祭になってしまうこと必定。

 

そしてまた今年も、競技が始まる前に、もう暑くてたまらなくなり、ようやく挨拶が終わり地元婦人部や小学生らが次々に出てきて踊りが繰り返されているその場を、9時過ぎには去ることになりました。そしてすれ違いに、続々と観客が集まってきました。みなさん慣れてますね。式典などをみても意味がないと長年の経験から分っているのでした(笑)。

 

そういえば、もう来週に迫っているサッカーの2014年ワールド・カップ(ブラジル大会)。こちらは規模も運営もそうとう違っていて、かなり退屈な催しが時折みられるものの、安心して自宅でテレビ観戦できます。

 

この違いはいつたい何なのだらうか。私はあゝいふ祭にはなじめないとおもふけふこのごろだつた。

 

ただしテレビの解像度が限界にまで向上した現在らしい気持ちの悪い光景がしばしば見られることになるとは・・・・

 

MLBでもサッカーでも、選手たちが次々と「つばをはき出す」光景には、気持ち悪ささえ感じるようになりました。昔なら解像度が低いテレビだったので、あまり気にすることがなかったのですが・・・・。

またMLB試合中にしばしば見られた両軍入り乱れての乱闘騒ぎ。そんなことをしているから、せっかくオリンピック競技に加えられたのにいつの間にか競技種目としてはずされてしまいました。アメリカ人の野蛮さが如実に表われた光景か。

またサッカーでもマナーの悪い観客が絶えることなく見られ、うんざり感をぬぐえません。

 

石垣島のハーリーは、そんなうんざり感までには至っておらず安心して見ていることができそうなのですが、運営方法に大きな問題があり、大いに不満が残りました。

両者とも、そこそこに長短を競い合っているのでしょうか。

 

競技 

 

上で述べた通り、各種の選手たちが繰り広げたであろう主たる競技の始まる前に、残念ながらその場を去っており、どんなドラマが生まれたのかを見ることはありませんでした(泣)。 

 

最後になりましたが、昨年2013年のトライアスロン競技も遠く新川まで見に出かけましたが、そこを通過する自転車など迫力など皆無。自転車で通過する人たちが沿道に向って手を広げる光景が多々見られました。そこで今年2014年度は中心部で迫力ある本格的な競技を見たいと思っていたのですが、残念ながら中止となってしまいました。あ~あ!

 

 

 

 

 

 



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