ASEAN会議に、クーデター主導のミャンマー軍が参加意思を示したようです。今ASEAN10ヵ国は次の通りです。
①ブルネイ ⓶カンボジア ③インドネシア
④ラオス ⑤マレーシア ⑥ミャンマー ⑦フィリピン
⑧シンガポール ⑨タイ ⑩ベトナム
ただし赤色は下記記事で
内政不干渉原則からミャンマー軍政に強硬でないらしい。
ASEANは、EUのような「キリスト教よゐこクラブ」ではない「宗教さえ異なる国」のやわらかい結合であることを再認識しましょうね。
ミャンマー軍司令官、まさかのASEAN会議参加へ:JBpress 2021.4.21(水)
近く(4月24日という声あり)、ASEANの緊急会議を開き
ミャンマー問題を協議するというのですが、そこにミャンマー問題の当事者が参加すると言い出したというのです。
どうなるかですが
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- 正直に言って、自分の国の支配に精一杯のASEAN参加国が、ASEANそのものの会議を開くにあたって参加資格を定めているとは思えないので、「透明なASEAN」を目指しているとすれば、緊急会議開催がミャンマー軍事政権に漏れてしまい、ミャンマーの参加が強行されれば、「形式」程度の会議に終わりそうです。
- 参加資格を定めるという厳密さ排除(ゆるやかな結束)がアジアの長所と言えますが、今回の場合、その厳密さを欠くところが短所になったようです。
- 逆に言えば、実り多き緊急会議にしないため「どこの」軍事政権でも「ASEAN緊急会議参加」を認めていたのでしょうか。
- さてミャンマー軍事政権のASEAN会議参加が「クーデターを認める」ことになるのか、参加拒否で生じる大混乱と照らし合わせる必要がありそうです。
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とはいえ
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- ASEAN会議
- ASEAN緊急会議
- ASEAN+■
- 拡大ASEAN会議
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があるようで、「■」や「拡大」の内容によっては変る可能性があります。
ただし例によってある国による「かき混ぜ」があるやも知れず、混とんとしています。
ある国の中で有力なのが
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- 中国
- 米国
- 露国
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特に「中国」は、今回のASEAN会議を実のあるものにさせない(邪魔をする)国として、最適なんでしょう。
一方中国の「かき混ぜ」を予測している「米国」とすれば、ミャンマー参加排除に向かうと見られ、もし参加しても重要な意見を述べられないよう取り計らうでしょう。
ミャンマーでは
非常事態宣言(ミャンマー全土)の中、記者やデモ参加者の拘束が続き、駐在員の帰国も増加ということで、今後どうなるか近々のミャンマー関連ニュースにご注目を・・・・
さてさて、皆様はどう思われますか。