カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

ヨーロッパの醜聞22 なぜフランスでテロが多いのか

2017年06月24日 08時38分37秒 | 海外

 他の事件・事故も多いのですが、テロもまた多いですね。

  • イスラム過激派やそれに反発する反イスラム教徒の犯行
  • 安全とされた英国でも起り(1994年開通の英仏海峡トンネルの影響か?)
  • その他のトルコや独国などでも起っていますが
  • なぜフランスでテロが多いのでしょうか

いろいろな説が聞かれますが・・・・・・

移民を受け入れるEU諸国側の問題点

「戦前の植民地支配の延長として自国繁栄だけの目的で、旧植民地国からの移民を受け入れてきた」のだとすれば、その2世などから雇用面・賃金面で大きな不満が出て来るのは避けられません。 


ジョークとして次のようなものがあるようです。

英仏などは、かつての植民地支配について絶対に謝罪しません。

いったん謝罪したら、日本のようになる」。 


移民者およびそこで生まれた2世3世側の問題点

もしも

イスラム教徒の親から生まれた子は何もしないでもそのまま自然にイスラム教徒になりイスラム教徒を辞めることができないという「宗教的原則」がある

とするならば、そこに諸悪の根源があるのかも知れません。

というのは

こうしてキリスト教圏へ移住した人たちやそこで誕生した子どもたちが長じて「異国で自分たちだけの共通の閉鎖社会を作りあげ」て周辺から奇妙がられ、様々な習慣の違いもあり大きな不満を生んだとするならば、それが最終的にテロ事件へと暴発する可能性が十分にあり得る

からです。

一神教(キリスト教やイスラム教)が混在する社会では、「共存」の時代があったかも知れませんが、両者は「融合せずただ共存在していただけ」だったかも知れず、そこには必ず葛藤があったはずで、ひょっとしたらトラブルが握りつぶされていたのかも知れません。

また同じ一神教の内部でも、様々な人が様々に発言するもので、それだからこそ今となっては曖昧な意味をもち、「コーランによれば」とか「新約聖書によれば」などと自分勝手に解釈する人が出て来る始末です。

中国で、もともと「儒教や共産主義といった」国是があり、それが原因で西部で領土に加えた「イスラム教国」への理解が深化せずにただ弾圧するだけに追われたことからも、この葛藤はあきらだったのでしょう。


なぜフランスでテロが多いのか、という問題ですが

他の地域でもテロが多く見られますが、ここでは他の地域と比べてフランスが違う点について触れています。

いい悪いは別として

フランスでは今でも自由を守るために(他の人のためにも)

公の場所での宗教的行動を制限しています。

公の場所では、イスラム教徒はいかにも自分がイスラム教徒であることを強調するスカーフを着用してはいけないのです。

アメリカでは今でも自由を守るために(他の人のためにも)

各人の言動に制限を設けていません

従って州によっては銃の携帯が推奨され、いつまで経っても銃乱射事件が多いのでこれを防ぐためにさらに銃の大切さが強調されます。

つまり同じ「自由を守るために」という前提なんですが

  • 公の場所で宗教的な服装を禁止するフランスでテロが続発
  • 銃の携帯を推奨するアメリカで銃乱射テロが続発する

一言でいえば、どちらに転ぼうとも

自由を守るため」に「不自由を強いられる

人はいつまで経っても「自由になれない」ようです。

イスラム教徒にもキリスト教にも、共通して見られる

他人の自由(言い分)よりも自分の自由(言い分)を大切にする

という姿勢が、私たちに何かを警告しているように思いませんか。

これが一神教ゆえの「避けられない運命」なのでしょうか。 


一方、中間層の比率で解釈しようとする人がいます。

  • もともと中間層が少なかった国(貧富の差が大きすぎ、うわべだけをメディアが伝えていた)でグローバル化が進み、さらに経済格差が広がったため、社会不安が起り、テロが頻発するようになった、というのです。テロ頻発の原因を、中間層がますます少なくなった「経済格差の拡大」の結果だとします。
  • 日本でもかつては極めて中間層が多かったので世界各国と比べて治安がよかったのですが、経済格差が広がるにつれ中間層が縮小し始め、やがて日本でもテロが起るようになるだろう、と予測する人がいます。 

参考サイト:

2017年5月9日『エマニュエル・トッドで紐解く世界史の深層』

いくらトッドが、英国のEU離脱・トランプの出現・仏大統領選挙を予言したとしても、「平等主義核家族は最終的には統合の方向に働きますから、イスラム移民でも第三世代、第四世代となるに従って全員フランス人となっていくことでしょう」からフランスではこの問題は深化しないとしているようですが、当面の「深刻なテロ拡大」の解決にはならないでしょう。

もしも現在「保護主義化・反グローバル化」が叫ばれているとしても

それが健全なものならば、グローバリゼーションの行き過ぎを是正する可能性が十分にあり、「トランプの司法妨害は誰がみてもわかる暴挙に違いないので弾劾裁判になるだろうけれども、トランプ本人の理解が及ばないかも知れませんが「アメリカ・ファースト」に込められた情熱には、それなりの意義がある

私はこう見ていますが、さてさて、皆様はどう思われますか。


小林麻央の死

2017年06月24日 08時35分01秒 | 生き方

市川海老蔵の妻(2010~2017)になった小林麻央〔1982~2017〕が

  • 2人の子どもを産んだ(2011~2013)後で
  • 乳がんを患って公表(2016)
  • ステージ4を過ぎてもなおかつ必死で闘病を続け
  • 入退院を繰り返して「いよいよ危ない」と思わせていましたが
  • ついに 2017/06/22 寿命がつきたとのことです

いつも思うことですが、「がん細胞はあまり賢くなさそう」です。

というのは

人間の場合、地球や人類を滅ぼしかねない事件を何とか食い止めてきたし(今後もそうかどうかはわかりません)、中国などを除いて空気も比較的よくなってきたし、もしも温暖化の危機があるとすればそれを避けようとする試みさえ出てきました。

しかしがん細胞は

感染症・細菌・ウイルスによる死亡が減ってきた高齢者の人に比較的多く発現するようですが、たとえ若年層でもみられ、宿主の体を蝕(むしば)むばかりか、勢力を拡大したあげく宿主の命まで奪い自分自身(がん細胞)も命を落としてしまう

からです。

もし「がん細胞」が本当に賢いならば、寄生虫なみに、宿主を殺さない範囲で生き延びる手法があるはずです。

小林麻央の場合、34歳という年齢は、あまりにも若すぎますね。 


若くして世を去った人を思いつくまま羅列しますと

  • 赤木圭一郎(1939-1961)21歳で撮影所内のゴーカート事故で死亡。
  • 夏目雅子(1957-1985)27歳で白血病死。
  • 岡田有希子(1967-1986)19歳で飛び降り自殺。
  • 尾崎豊(1965-1992)26歳で覚醒剤による死か。

こういった昔の人にはガンや白血病は少ないでしょうが、どちらにしてもそういうニュースを聞くのはつらいものです。 

さてさて、皆様はどう思われますか。