2017/06/03 プロ野球の交流戦で「読売がオリックスに負け」て今年
9連敗
を記録したとのことですが、大した話題ではなさそうですね。
かつての歴史を調べると「読売が9連敗した年には優勝していない」と言うのですが、あくまでも「過去のデータがそうだ」というだけのことで、「今年、読売が優勝できない」ことの保証にはなりません。
念のために言っておきますが、私が「読売の優勝を願っている」わけではありません。
面白おかしく伝えるのがメディアとはいうものの、世の中は「意外な例外」が積み重なって進んでいくもので、その中から「どうでもいいような記録」「取るに足らないジンクス」が生まれてくるのでしょう。
そう言いながらも連勝・連敗の記録が気になりますが・・・・・・。
20連勝の藤井聡太(14)4段
これはプロ将棋界のことで、中2でプロになっり2017/06現在中学3年生の藤井聡太がプロ入り後20勝0敗(20連勝)を記録し破竹の勢いです。
来年(2018年4月)から高校へ進学すべきかどうか、それも全日制・定時制・通信制のどれにするか悩みの種でしょう。それでなくても忙しいプロの世界で、極めて貴重な時間を「くだらない時間」でつぶす価値があるかどうかですが、一方では、その「くだらない時間」がとても貴重だとする人もいます。
連勝し過ぎて、「負けたプロ棋士は何をしていたのか」となりそうですが、久しぶりの「凄すぎる中学生」の誕生で、ニュースでも取りあげているほどです。
このような人が、普通の人に「自分はその頃、何をしていたのだろう」と思わせるのでしょうか。
どの分野でも、
スポーツ・芸術芸能を問わず2歳~5歳の頃から「好きな狭い分野」に、自らの意志で、あるいは親の見栄で、どっぷり浸かっているものです。
こうして超一流の人が育っていくのですが、実はその中に99%以上の「脱落者」がいる、ことも忘れてはいけないようです。
あるときは慢性の故障ゆえに、または本人のやる気の問題が発端で、またまた周辺の問題が原因で、期待された道をあきらめます。
世の中を強引に2つに分けると
- こういったエリート中のエリートから凄い才能を発掘する世界
- どこにでもいそうな凡人たちの中から凄い才能を発掘する世界
があるようで、そういう「凄い才能」に気づくと同時に99%以上の「脱落者」にも気づかねばならないのでしょう。
いわば
- 揖保乃糸は、そうでない素麺(そうめん)があるからこそ揖保乃糸であり
- 美人は、そうでない人のおかげで美人たり得るし
- 大金持ちも、そうでない人の支えがあるから大金持ちであり
- ある分野での「凄い能力」保持者も、そうでない人が存在するおかげで「凄い」と称賛される
のでしょうね。つまり
- 「凄い人」は「そうでない」人がいるからこそ「凄い人」たり得るし
- 「そうでない」人を押しのけることによってのみ「凄い人」たり得る
のでしょう。「弱肉強食」「焼肉定食」の世界ですね(笑)。
ただし凄惨な世界を勝ち抜いてきた人たちなら、こういった裏を理解しておくことが望まれます。
いや、むしろこれらのことは、そういった若い人たちを育てる立場にある人がよく理解しておかねばならない事のようです。そうでないと、自分の事を考えるだけで弱者をおもんぱかれる人を育てることはできないでしょう。
記録は次のようになっています。
プロ野球〔連勝連敗記録を理解するのに役立ちそうなサイト〕
- 1954年の西武が11連勝〔多分「西鉄」時代のことでしょう〕
- 1999年の中日が11連勝
- 2013年楽天の田中将大が24勝0敗〔翌年2014年からNYYへ移籍〕
大相撲では
- 1936-1939双葉山の69連勝が有名(1位)
- 2010年白鵬が63連勝(2位)
車いすテニス
- 国枝慎吾がシングルス106連勝を達成していますが、リオ五輪ではケガのためか敗退し、途切れてしまったようです。
連勝記録からはずれますが、高校野球では
中田 翔(大阪桐蔭)、中村 剛也(大阪桐蔭)、城島 健司(別府大付)、平田 良介(大阪桐蔭)、筒香 嘉智 (横浜高)、清原 和博(PL学園)らでも達成できなかった100本塁打の大台に近く乗る予定のようです。まだ高校の試合は残っていますから・・・・・・。
さてさて、皆様はどう思われますか。