カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞22 勝利か敗北か

2017年04月09日 08時24分26秒 | アジア

もう論外だ、と見放した人が多いと思われる朝鮮民主主義人民共和国。

「民主主義」や「人民」が存在しない国に限って、国名に「民主主義」とか「人民」がつく、という大きな矛盾にも気が付きますね。


北朝鮮が「勝った」とみていると思われること。

  • 2017/2/13にマレーシアの空港で金正恩の異母兄である金正男を殺害した疑惑を全否定しながら捜査に非協力的で(捜査に協力すれば全否定を正当化できたのに、惜しかったですね)、誰が見ても北朝鮮の犯行であることがみえみえだったし、さらに被害者が金正男ではなく別人であるとしたまま、しかし強引に遺体引取りを要求し続けました。黒を白と言いくるめる心臓に毛が生えたような「どあつかましさ」は儒教国家特有なのでしょうか。この「どあつかましさ」は自分自身を「善」とみなすことに由来しており、この意味で、必ずしも宗教とは言えないとするかたもいらっしゃいますが、私は「儒教はりっぱな宗教だ」と思います。もう他人が何を言おうとも「自分が一番賢い」ので、まったく耳を貸そうともしません。こういうのを世間では「幼稚」と称します!
  • マレーシアが遺体引き渡しに応じなかったのでピョンヤンのマレーシア大使館の家族らを出国禁止にして人質としましたが、マレーシアも対抗措置をとりました。最終的にマレーシアでの遺体解剖も終わり、外国の協力を得て本人確認をしたあと、家族の同意もあって「遺体を北朝鮮へ送り返す」こととし、在ピョンヤンのマレーシア大使館家族らもマレーシアに到着して、一応の結着をみましたが、これは北朝鮮にとってきっと勝利だったのでしょう。
  • 習近平(中国)の訪米(2017/4/6-7か)直前に弾道ミサイルの発射実験をして、アメリカを威嚇しそれに追随する中国をけん制するのに成功しました(2017/4/5)。 

ただしこれらは、視点を逆にすると、すべて北朝鮮の失敗だったとも言えましょうか。

  • 事件が起ったマレーシアの空港関係者に対して毎日新聞新聞記者が取材したところ、監視カメラが作動していると明言したのは2名で、6人が作動していないとしたらしい。北朝鮮関係者は同様の問いかけをして「作動していない」と判断し、実は「カメラが作動しているのに気が付かないまま実行犯に殺害させたあと監視カメラの映像がどんどん出てきて関与が疑われ始め、急いで全否定せざるを得なくなったようです。なぜ「こんな人の目が多い場所で」と疑問をもった人がいるようですが、北朝鮮としては「裏をかいた」つもりだったのでしょう。マレーシア空港職員はマニュアル通りに「作動していない」と答えたのかも知れず、これまた「裏をかいた」つもりが「裏をかかれた」のでしょう。
  • 北朝鮮は、外交特権を利用して薬物を搬入したのは大失敗だったので、遺体の引取りを強硬に要求したものと思われます。でもこうでもしなければ国内持込み時にバレてしまいます。
  • 習近平の訪米直前に弾道ミサイル発射の実験をして威嚇したつもりが、失敗に終わったようです。ただし韓国やアメリカとしては「失敗」と述べるとさらに北朝鮮をのさばらせるだろうと読み、実際には失敗したと判断しながらも、公の報道では「失敗ではなかった」としているのではないか、と考えています。

マレーシア捜査当局が

「被害者からVXガスが検出された」と発表したとき、化学兵器サリンを使用したオウム真理教を思い出した人も多かったでしょう。北朝鮮も「まさかマレーシアが検出するとは思わなかった」らしいのも、失敗の1つと言えるでしょう。 


化学兵器禁止条約署名国及び批准国一覧

  • 批准し加盟したのは日本を含め192カ国
  • イスラエルは、署名だけに終わり批准していない
  • 加盟していないのは4各国(エジプト・イスラエル・北朝鮮・南スーダン)

もしもシリア政府が化学兵器を使ったのが事実ならば、明らかにこの条約に違反します。

またマレーシアで北朝鮮がVXガスを使用したのが事実ならば、さらに北朝鮮に対する見方が厳しくなるでしょう。

朝鮮半島北部で自国民を人質にして立て籠もっている金王朝に幸あれと祈らずにはいられませんが、それも、もうあと僅かの期間なのでしょう。やがて間違いなく崩壊する、と世界中の人が考えております。 


さてさて、皆様はどう思われますか。


沖縄の醜聞 20 翁長も訪中に同行

2017年04月09日 08時10分49秒 | 社会

「うっかりしていると見逃してしまいそう」な醜聞や「自分と異なる意見を醜聞」とする醜聞。日本にも看過できない醜聞がありそうですよ。

ここでは、「公には」多様性がなく言論の自由さえみられない沖縄が、その点で中国・韓国そっくりであることを述べています。

しかし私は、そんな「異論を認めようとしないで大勢に従おうとしている」沖縄県民にさえ、幸あれと祈らずにはいられません。なぜならば今、私は沖縄に住んでいるからです(大笑)。


2017/04/10から、翁長沖縄県知事が、訪中の企業集団の一員として中国を訪問することになっているようです。

結構なことですが

いろいろな見方がありますね(笑)。

最高裁の敗訴に続いて、訪米しても蚊帳の外だった翁長が、うっぷんを晴らせるのは「中国訪問」以外にはないでしょう。

この機会を活かさないわけにはいきません。帰国後に「大成功だった」とする地元紙の提灯記事を期待します(笑)。

いつもの通り、「ニコニコ、中国の属国を任じる沖縄県知事」なんでしょうか(笑)。

ウクライナ領クリミア半島を侵略したロシアの手口を

思い出す人が多いことでしょう。

いくらかつてソ連領だったとしても、現在の枠組みでは「純然たる独立国」ウクライナの「主権を侵害」した勝手な住民投票とそれに続く暴力的併合を許すわけにはまいりません。

こうやって他国の主権を無視するロシアがアメリカのシリア空軍基地空爆を「主権の侵害」とするのは、落語でしかありませんね。え?違うっていうのですか。あぁそうですか(笑)。

もしもロシアが、「クリミアにロシア人が多かった」のでクリミア半島併合が正当化できると考えるなら、化学兵器を使用したシリアを空爆したアメリカの正当化も認めましょうね。

さあさあ、どちらですか。自分は正当化するけれどもアメリカの正当化は認めない、ですか(笑)。

中国の場合、かつての朝貢国のすべてを自分の領土と考える独善性からすれば、「ど厚かましいこと」ですが、朝貢していた琉球国、今の沖縄も中国の領土になるのでしょうね。そして翁長もその気になっています(笑)。

平和の為になにをするか、が大切。

ただ「平和」を唱えたり「基地反対」に走るだけで、中国の横暴に沈黙をまもるのが「真の平和」に結びつくとは、到底思えません。これでは沖縄がまるで「韓国そっくり」ではあ~りませんか(笑)。

この点で翁長は失格。

またまた今回の訪中によって

反米・反日を貫く普段の翁長と違った一面を見ることができそうですが、まことに残念なことに、これがこの人の最大の汚点でした。まだ仲井真の場合、悩んでいましたが、翁長に至っては、「悩みを知らない子どものよう」です(笑)。そう考えると、「悩む」というのは「知的な迷い」なんでしょうね!

  • 翁長にとっては、例によって中国共産党から「頭をなでなでしてもらう」ことが私腹いや至福のひとときなんでしょうね。こうやって何も言えないいい子に成り下がる例は、翁長の場合に何回もみられました。那覇市長時代(2005年)の福州市名誉市民がまだ尾を引いているようですが、情けないことこの上ありません。きっと中国大使だった丹羽 宇一郎以上の親中派なんでしょうが、取り巻き連中に洗脳されたかわいそうな裸の王様。もちろん、それに気付くはずもありません。
  • 同じことは、大江健三郎などにも見られます。都合のいいことだけを取りあげて、都合の悪いことにだんまりを決め込む、というのはいけません。なぜ堂々と言えないのでしょうか(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。