将棋の公開対局(JTプロ公式戦:郷田真隆-佐藤天彦)で
優勢な郷田が終盤で「反則の2歩を打った〔朝日新聞:2016年9月3日〕
とのことには驚きました。というのは、昔の将棋棋士には
- うっかりミス(ポカ)
- 反則(2歩、2度指しなど)
がよく見られたものですが、近年それらが見られず、ちょっぴり寂しくなっていました。そこに今回の「懐かしい2歩」という反則がみられたのです。
ところで、対局相手の佐藤天彦は
今年2016年春の名人戦7番勝負で、時の名人羽生善治に挑戦して、見事に名人位を奪取しました。
初のタイトルが名人位だったのは、谷川浩司の名人位を思い出させます。
初のタイトル奪取(7大タイトル)が名人位だった例
- 谷川浩司
- 佐藤天彦
なおその他の棋士の「初タイトル」は
- 羽生善治:竜王位(NHK杯はその前に得ている)。
- 中原誠:棋聖位。
- 加藤一二三:十段位(竜王戦の前身)。
なおついでになってしまいますが、最近のニュース
14歳のプロ棋士誕生〔毎日新聞:2016年9月3日〕
にも驚きました。プロの将棋棋士になる若さを更新したからです。今までの記録も併せ、4昇段時の年月で言えば
- 藤井聡太 2016/10/01 ・・・・ 14歳02ヶ月新記録
- 加藤一二三 1954/08/01 ・・・・ 14歳07ヶ月
- 谷川浩司 1976/12/20 ・・・・ 14歳08ヶ月
- 羽生善治 1985/12/18 ・・・・ 15歳02ヶ月
- 渡辺明 2000/04/01 ・・・・ 15歳11ヶ月
これはこちらによります。