年齢で判断するわけではありませんが
まだ権力の座にしがみついていた渡辺恒雄(1926- )。なぜ若い人に譲らないのか、というのは野暮な疑問であり、読売が「渡辺恒雄を利用したい」からだと誰もが気づきます。それだけ横暴だったのですね。
1926年生まれ人と言えば、次のような人が思い出されます。
ここでは、故人の場合、存命期間の年号を記しています。
- 長岡鉄男〔1926-2000〕:オーディオ評論家
- 森英恵:女性ファッションデザイナー
- 三浦朱門:作家、文化庁長官、曽野綾子の夫
- 菅井きん:ムコ殿(中村主水:藤田まこと)は既に故人
- 梶山静六〔1926-2000〕:田中眞紀子に軍人と呼ばれた
- エリザベス:イギリス女王
- マイルス・デイヴィス〔1926-1991〕:トランペット奏者
- 土屋義彦〔1926-2008〕:参議院議長、埼玉県知事
- マリリン・モンロー〔1926-1962〕:女優
- 小柴昌俊:ノーベル物理学賞
- ジョン・コルトレーン〔1926-1967〕:サキソホン奏者
- ジュリー・ロンドン〔1926-2000〕:歌手
- 根本陸夫〔1926-1999〕:西武管理部長で厳しく選手を指導
それぞれに想い出がある人もいらっしゃるでしょうが、ほとんど知らない人だと思う方もいるでしょう。
とくに最後の根本が、プロ野球界に入ってきた新人に対して徹底的に「タニマチの甘い言葉に注意」と教え込んでいたのは、うれしいですね。
賭博や八百長のニュースを聞くにつけ、この人を思い出してしまいます。渡辺と根本は、同じ年に生まれたとは思えないほど正反対の人で、「不祥事が多すぎ、まったく教育がなされていない読売球団」でした。
さて読売の最高顧問である渡辺恒雄の話に戻りますが・・・・
渡辺恒雄は、野球の読売監督・コーチについては
イチロー、松井秀喜、桑田真澄、江川卓などにフラれてしまい、なんとか今年2016年から高橋由伸を監督にしました。
客を呼べるとにらんだら何としてでも招聘(しょうへい)したいのが渡辺恒雄ですが、ドラフト制度があるため選手に関しては横暴が許されませんね。ドラフトのシステムをなくしたいと考えているのは、読売だけなのでしょうか。
またイチローや松井などMLBで活躍した人が日本のプロ野球団の「監督」なんかになるはずがないことを知らないらしく、渡辺はまっこと情けない人ですね。誰でも「読売」という名前に飛びつくはず、これがすでに過去の人であることの証明でして、渡辺恒雄の「老害」そのものでした。
今年2016年読売はセ・リーグでずっと首位を走っていましたが、先日広島に首位を明け渡すなど、まだまだどうなるかわからない段階です。
「渡辺恒雄はプロ野球界のガン細胞」論について
渡辺恒雄のことを「ガン細胞だ」とする人がいます。MLBがまるで社会主義国のような収入配分システムを編み出して人気を盛り返しました。薬物汚染・球団の格差・暴力多発・ストライキなどで揺れていた頃でしたね。
私はその頃の渡辺恒雄の言葉「日本は自由主義の国だ」をよく覚えており、あ然としました。
読売だけが儲かればいい、という思考がこの言葉をはかせており、ニセの正論というべきで、日本のプロ野球のガン細胞たるゆえんです。
日本では、テレビの生中継もめっきり減り、日本のプロ野球界はまさに末期的症状に陥っています。親会社制度をやめて、画期的な経営方針を示さなければ、このまま衰退するばかりでしょう。
今回、賭博問題で渡辺恒雄が辞任するとの事ですが
前回も不祥事があって辞任した後、またまた復活しました。今回もそんな臭いがプンプンしてきます(笑)。
ただし今回、渡辺恒雄の復活がないとすると、日本にとってはチャンスです。読売依存体質から脱却し、プロ野球人気を取り戻すべく、新しい基軸を打ち出してもらいたいところです。もちろん中学野球や高校野球の仕組みも、抜本的に変える必要があるでしょう。
とはいえ、渡辺が辞任しても日本のプロ野球界が何ら変わらないまま、という事態も予想されます。相当な決意が必要だからです。
清武問題
内部告発し、読売をでた清武でしたが、しょせんは大塚家具騒動と似た社内騒動とみられてしまったようです。清武を密かに(とも言えませんが)応援していたのですが、その後どうなったのでしょう。
渡辺恒雄は、むかし中国にヨイショしていましたが、反日暴動の頃には中国への不信感をもっていたようで、ようやく目が覚めたようです。
しょせん
独裁者は独裁を好み、やがて独裁者は独裁を憎む
といういつもの例でした。プーチンがトランプを高く評価したり、トルコが中国へ接近したり、枚挙にいとまがありません。
極端な左翼主義者が極端な右翼主義者に変身する、ということですね。まぁ今の時代、右翼や左翼などというレッテル貼りは、いっこうに流行りませんが・・・・。
現代社会では
「右翼」などを連呼するのは、自分と異なる考えの持ち主を侮辱する意図のある、中国・韓国および日本の反日主義者だけなんでしょうか(笑)。
同じように「独裁」という言葉を使う時にも、注意が必要ですね。
橋下市長:ツイッターで「渡辺恒雄氏の方が独裁」と批判:毎日新聞 2012年3月18日
少し前、4年ほど前の話ですが
渡辺恒雄が当時の大阪市長だった橋本徹を「私が想起するのはアドルフ・ヒトラー」としたのに対して、橋本が「渡辺こそ独裁者」と応えたらしい。
さてさて、どっちが独裁者なんでしょうね。
巨人・渡辺恒雄最高顧問が辞任 新たな野球賭博問題発覚で
:デイリースポーツ 2016年3月8日
とのことですが、
「最高顧問を辞任した」、という意味でしょうか。
私の予言ですが、渡辺恒雄は忘れた頃に「終身名誉最高顧問」でゾンビの如く復活するに違いない、そう信じております。
仮に「復活しない」という事態になれば、それは日本プロ野球界にとって朗報です。夢よもう一度、とばかり抜本的な改革を進めましょう!
それとも日本のプロ野球は
殴り合いという暴力沙汰を劇的に減らし、ホーム突入時の衝突回避を考慮し、社会主義国のように収入配分を実施し、オリンピック種目復活を目指しながらも、まだまだ通常社会ではあり得ない「ツバをまき散らす選手」が蔓延する
米MLBの下部組織に甘んじ続けますか?