本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
「中日関係重視変わらず」=歴史認識で安倍政権けん制―習主席、訪中団に表明
【北京時事】中国の習近平国家主席は23日夜、北京の人民大会堂で開かれた二階俊博自民党総務会長ら訪中団の歓迎会で演説し、「中国が中日関係発展を重視する基本方針は終始変わらない」と述べ、日本との関係改善に意欲を示した。2012年11月の習近平体制発足後、習氏が対日関係の演説で、日本との友好交流基調を前面に出したのは初めて。
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一方で習氏は、安倍晋三首相の歴史認識を念頭に「日本軍国主義の侵略の歴史を歪曲(わいきょく)・美化しようとするいかなる言動も決して許さない」とけん制。首相が今夏に発表する戦後70年談話で、同50年の村山富市首相談話や同60年の小泉純一郎首相談話に明記された、先の大戦への「心からのおわび」の文言継承に否定的なことに警戒感を示した。:時事通信 2015年5月23日
中国共産党が
- 「日中関係を重視」するとしながら
- 「侵略の美化・歪曲を許さない」
とする声明を聞いて妙に喜ぶ日本人がいるようですが、日本人も日本人なら、中国共産党も中国共産党というところ。
もう何回も言っていますが
文化大革命〔1966-1967〕や天安門事件〔1989〕などは、中国共産党を崩壊寸前にまで導いた大事件でした。
こういった自国民に暴力を振るう中国共産党は、この恥部を徹底的に隠さねばなりません。できたら「そんな事件はなかった」ことにしたい。
その隠蔽工作の一つが「でっち上げの日本攻撃」でした。そして言論統制もあり、自国民である中国人に「異様な愛国心」を植え付け、これらの事件から国民の目をそらせるのに成功したようです。
中国共産党は崩壊の寸前でかろうじて「徳俵で持ちこたえた」のでした。
しかし、どっこい、そう簡単に隠せませんでした。そんな昔の話ではなく、ついこの間のことなのですね。
「自国の文化大革命・天安門事件を正視できない」中国共産党が、「外国の日本に歴史の正視を求める」
こんな落語のようなおもしろい話は、他ではみられません(笑)。
ヤクザが一般市民に「法の大切さを説く」ようなもので、じつにおもしろい。
一番ひどいのは、
今、中国人が、自国の歴史を見つめようとして、文化大革命や天安門事件について調べようとすると、たちまちにして拘束・逮捕・投獄されることでしょう(笑)。
これが言論統制・一党独裁を続ける中国の実体なのです。多くの日本人には、どうでもいいことですが、これを知らないまま尖閣事件や南沙の埋め立てを正確に論じることは、できないでしょう。
中国には「客観性」など存在しない、のです。
ウソでもなんでもいいから、中国共産党が存続しさえすれば、それでいいのです。
自分の考えは、それはそれで大切なことですが、他人の意見に耳を貸さないどころか、人を財力だけで差別し、他人を軽蔑し続けるようでは、世界中から笑われることでしょう。そして今、笑われている真っ最中!
そんなことなど、上の空、日本人の多くが、中国共産党が述べる支離滅裂な空論をまともに受けると共に、中国の実態をほとんど知らないまま、それを信仰しているのに、呆れてしまいます。
「中国共産党が、あれだけ真剣に言っているのだから真実に違いない」と思う純朴さを尊重しますが、ひょとしたらその「純朴さ」は「無知からでた勘違い」なのかも知れません。次を御覧下さい。
■中国で有名な事件があります。
老婆が「青年に押し倒されて骨折した」と主張して青年を訴えた事件で、中国では裁判所のお粗末さもあいまって、老婆の「虚言」とされ、「道徳の崩壊」が、まことしやかに叫ばれました。まぁ中国では、道徳などとっくの昔に崩壊していますが・・・・・・。
中国ではこれ以来、「倒れている老人を助けてはならない」とする不文律さえ定着したようです。うかつに人を助けると、犯人にされてしまう恐れがあり、保身のためには、見て見ぬふりをして通り過ぎなければならないのでした。これこそ道徳崩壊の典型。
そこで、実際に自分で倒れた老人は「私は自分で転んだので、あなたには責任はない。」と大声で叫ぶと、近くを通りかかった人が助けてくれるようになった、という始末です。
すでに「公衆道徳」なるものがが存在しない国だからこそ、この事件が広く知られることになったのですね。
■ところがどっこい、その後日談がおもしろい。
じつは老婆の証言が正しくて、「青年が実際に老婆を押し倒して骨折させた」という証言が出始め、青年が「老婆の虚言で犯人にされたのであり、自分には非がない」とする主張そのものが「虚言」だった、というのです。
警察や裁判所が、いかにお粗末であるかも、よく分りますね。
家庭内の道徳は別として、公衆道徳などあり得ない中国では、老人が青年をだますことも、青年が老人をだますことも、どちらも「美徳」なのです。「だまされたほうがアホで、だましたほうが賢い」のですね。
こういう中国の国内事情を知っていると、中国共産党が外国で仕掛ける実にお粗末な言動の裏が見えてきますよ。
老婆と青年のどちらが正しいか、詳細をつかんでいない私には判断できませんが、次のことなら、言えるでしょう。
- 中国社会では、信用できる人などない。〔知人家族は信用する。〕
- 中国社会には、公共の道徳がない。〔自分の家には道徳がある〕
- 中国の行政・司法には、まったく信頼性がない。〔みな金儲けのために動く。〕
こんな社会を生み出したのが、その存続だけを願っていた中国共産党なのですから、もう国の体〔てい・たい〕をなしていない、と言え、そんな共産党政府が
「賢そうに何を言っても、ウソばっかりだ」
と、どうして言えないことがありましょうか(笑)。
まぁ暴力を使ってでもいいから国を統治したいという
中国共産党に、幸あれ
と祈らずにはいられません。まちがいなく崩壊するはずですが(笑)。
最後に、もう一度、繰り返しておきます。
- 「自国の歴史を正視できない国が、他国に歴史の正視を求めることはできない」
- 「客観性など存在しない中国、そもそも客観性の意味さえ分らない」
- 「絶対に過ちを認めず・謝罪などしない中国」
- 「共産党の弾圧を美化する中国」
- 「いびつな独善性で世界中を威嚇し続け笑われ続ける中国」