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カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

A級順位戦(最終盤)

2019年02月02日 16時43分31秒 | 将棋

佐藤天彦名人への挑戦を目指してA級順位戦ですが

10人によるリーグ戦で3人に絞られています。 

将棋順位戦は

A級、B1級、B2級、C1級、C2級 

とありますが、それぞれ2名ほどが上の級へ上がり、上の級から下へ2名ほどが下がります。

ほとんどは同率になった場合、順位が優先されますが、佐藤天彦名人への挑戦がかかったA級順位戦に限って、同率になった場合、同率決定戦(プレーオフ)があります。

昨年は6名(1位の稲葉、2位の羽生、4位の広瀬、8位の佐藤康光、9位久保利明、10位豊島)が同率になったため、パラマス方式で下位から勝ち進み、豊島が3連勝後に4戦目で羽生に負け、5戦目で羽生が稲葉に勝ち挑戦権を得て佐藤天彦名人と7番勝負。佐藤天彦名人が4-2で羽生を下し、名人3連覇となりました。

一昨日の結果、次のようになりました。

  1. もしも豊島が久保に勝てば、問題なく名人位挑戦
  2. もしも豊島が久保に負けたら、羽生-広瀬の勝者とのプレーオフになります。
  3. 豊島がもっとも挑戦者に近いのですが、これだけはやってみないとわかりません。なにしろ昨年豊島は、最下位から2番目で、なんとかプレーオフにこぎつけましたが、羽生に敗れております。

さて1か月後に決まるまでお楽しみにといところです。

なお現在の8大タイトル保持者を並べておきます。

網掛けが現在進行中のタイトル戦です。

  • 王将戦 久保利明王将・・・・・・現在渡辺挑戦者が2連勝
  • 棋王戦 渡辺明棋王・・・・・・・・2019/02/02広瀬挑戦中
  • 叡王戦 高見泰地叡王
  • 名人戦 佐藤天彦名人
  • 棋聖戦 豊島将之棋聖
  • 王位戦 豊島将之王位
  • 王座戦 斎藤慎太郎王座
  • 竜王戦 広瀨章人竜王 
さてさて、皆様はどう思われますか。

最年少棋士

2019年01月08日 13時03分20秒 | 将棋

将棋や囲碁の世界で最年少プロ棋士が誕生しております。


将棋 藤井 聡太(ふじい そうた)現在名古屋の高校1年

2016/10/01付け中学2年で史上最若年のプロ棋士(4段)になりました。

なお詰将棋解答選手権では、小学6年(2015年3月)から2018年まで4連覇しております。中堅のプロ棋士も参加する大会であり、そこで小学6年から4連覇とは驚きます。2019年3月末には5連覇なんでしょうか。

いま高校1年将棋7段ですが、恐ろしいほどすごい人です。


囲碁 中邑菫(なかむら すみれ)現在大阪の小学4年生

2019/04/01付けでプロ棋士(初段)になるそうですから、そのころ小学5年生ですね。

まだ日本語もまだあやしいほどですが、大阪から韓国へ行き修行し韓国語もそこそこマスター、囲碁に関しては相当なものらしい。

女流囲碁棋士にとどまることなく、男性棋士にも勝てるよう期待しています。 


将棋 野原未蘭(のはら みらん)現在富山の中学3年

女性中学生名人は初めてのことらしい。


その昔

将棋界で羽生善治世代の人たちが大活躍していた時、囲碁の世界は年配棋士が多くて、誰だったか忘れましたがさる囲碁棋士が「将棋は若い人が多いので簡単なゲームなんですね」と言ってバカにされました。

もし今バカにされてもいいなら、「囲碁は小学生でもプロになれるので簡単なゲームなんですね」・・・・・・。

そう言えば将棋もかつて大山康晴時代に「人生経験が将棋に反映される」と見る人もいました。しかし将棋や囲碁は、人生経験とは関係がないゲームの一種になり、そんなことを言う人は、いなくなりました

野球やサッカーでも、また将棋や囲碁でも

そうそうたる人たちが集まってプロ集団を形成していますが、その中で勝ち残れる人はごく一部であり、プロになれるかなれないかは別として、多くの人たちがそれぞれ異なる理由(ケガや熱意を失ったなど)でその世界から離れていきました。

願わく・・・・・・

藤井聡太・中邑菫・野原未蘭が立派に成長して、私たちに新しい世界を見せてもらいたいのです。

 願はく花の下にて春死なん

そのきさらぎの望月のころ(西行)

さてさて、皆様はどう思われますか。 


2019年度将棋界

2019年01月04日 15時36分32秒 | 将棋

2019年のはじめに、将棋界を概観しておくことに少しは意義があろうかと思います。

今、8大タイトルと言えば、だいたいの開催順に記すと

  1. 王将戦(7番勝負)久保利明  王将
  2. 棋王戦(5番勝負)渡辺明   棋王
  3. 叡王戦(7番勝負)高見泰地 叡王
  4. 名人戦(7番勝負)佐藤天彦  名人
  5. 棋聖戦(5番勝負)豊島将之 棋聖
  6. 王位戦(7番勝負)豊島将之 王位
  7. 王座戦(5番勝負)斎藤慎大郎王座
  8. 竜王戦(7番勝負)広瀨章人 竜王 

1つずつについて簡単に述べます。 

王将戦

現在「久保利明」が王将位を得ておりますが、挑戦者決定戦で糸谷哲郎に勝った「渡辺明」が挑戦者に決まっており、2019年1月13日から始まります。 

棋王戦

現在「渡辺明」が棋王位を得ておりますが、昨年の竜王戦で最終7戦目で竜王位を獲得した「広瀨章人」が挑戦者に決まっており、2019年2月2日から始まります。広瀨が勝てば竜王位とともに2冠ですね。

この冬は、王将戦も棋王戦も渡辺明が中心になって進むようです。昨年の12月も含めるならば広瀨もその1人になるかも知れませんね。

もしも渡辺が王将位も獲得し棋王位も守れば2冠王になりますが、両方とも落として無冠になるかも知れません。 

叡王戦

タイトル戦になってまだ2年目くらいの一番新しい棋戦で、それまでは一般の棋戦でした。

3期に高見泰地が金井恒太を破って初代叡王位に輝きました。次の挑戦者は、予選の最中であり未定です。変則的な持ち時間制度です。 

名人戦

古くは江戸時代にさかのぼれる棋戦で、当時は終身制でしたが、木村義雄の時代から毎年交代するタイトル戦へ移行し、1937年第1期名人位につきました。

つい最近まで、名人戦というと羽生善治か森内俊之が登場していましたが、時代は変わり「佐藤天彦」が3期連続して名人位を得ております。

4月から始まりますが、まだA級順位戦の優勝者は決まっておらず、豊島将之2冠が6連勝、次いで羽生善治と広瀨章人が5勝1敗なので、この3人に絞られたようです。 

棋聖戦

豊島将之が羽生善治から棋聖位を奪取しました。例年では6月くらいから始まりますが、まだ1次予選が終わった段階で、いよいよ2次予選に入ります。

王位戦

豊島将之が7戦目までもつれ込んで菅井竜也から王位を奪取しました。7月くらいから始まります。これも予選が終わり、挑戦者決定の紅白リーグ戦が始まろうとしています。 

王座戦

斎藤慎太郎七段が最終5戦目まで持ち込み、中村太地王座からタイトルを奪取しました。例年9月くらいから始まります。

竜王戦

読売新聞との契約と思われますが「将棋界最高の棋戦」は明らかに間違っており、「賞金額としては将棋界最高の棋戦」が正しいようです。十段位戦が発展解消したもので、1988年の第1期竜王位は「島朗」、2018年12月の第31期竜王位は「広瀨章人」。例年10月くらいから始まり、まだ予選が始まったばかりです。 


このほかでは、もちろん藤井聡太を忘れることができません。

この高校生は、2015年小学6年の時に詰将棋全国大会で、そうそうたるプロ棋士を抑えて優勝し、4連覇しております。例年春あたりに選手権がありますが、すごいことですね。指し将棋でも次々と記録を塗り替えており、野球の大谷翔平と並んで楽しみな2人です。 

さてさて、皆様はどう思われますか。 


近い将棋対局

2018年12月19日 11時06分45秒 | 将棋

近い将来の将棋対局予定です。 


竜王戦(2日制7番勝負)羽生善治竜王ー広瀨章人挑戦者

第7局 2018/12/20-21(あすからですね)

王将戦(2日制7番勝負)久保利明王将ー渡辺明挑戦者

第1局 2019/01/13から(来年そうそうです) 


このほかですが

A級順位戦(10人)

毎年4月~翌年3月に9局をこなし、残り3~4局の段階。このクラスだけ同率の場合、決定戦になります。

5勝0敗は、豊島将之だけ

5勝1敗は、羽生善治だけ

4勝1敗は、広瀨章人だけ

どうやら名人挑戦者は3人に絞られたようですが、どうなりますか・・・。

B1旧順位戦(13人)2人がA級へ昇級

毎年4月~翌年3月に12局をこなし、残り2~3局の段階。このクラス以下は、同率の場合順位の上が優先されます。

9勝0敗は、渡辺明だけで昇級決定済み(残り全敗しても)。

6勝3敗は、5位木村一基と10位斎藤慎太郎

A級へ昇級するもう1人は2人に絞られたようですが・・・。

さてさて、皆様はどう思われますか。


2018年竜王戦6局目

2018年12月15日 05時12分04秒 | 将棋

7番勝負の将棋「竜王戦」6局目で

挑戦者の広瀨章人が先手で勝ち、3勝3敗となりました。

よって2018年度の竜王位がどちらになるか、来週 2018/12/20-21 の第7戦目(山口県)で決着することになりました。

本局に限れば

中盤にさしかかる前からずっと、先手の広瀨章人が指しやすい局面が続きましたが、後手には難しい選択はあったものの、先手が勝ちきりました。

1日目の封じ手が羽生の△37角で、以下、▲85飛△73桂82飛成△62桂▲27飛△19角成と進みましたが、最後△19角成ではなく△45桂とすればどうなったか、などと指摘する声もあったようです。

2日目の昼食休憩前にあっけなく終わってしまったことからみて、素人としては、広瀨がふみきり、羽生が坦々と指し継いだ、ようでした。羽生の体調が悪かったのでしょうか。

来週もこの調子とはいかないことを両者が理解しているでしょうし、いい勝負を期待しています。

2018年竜王戦の流れ・・・・・・こちら

竜王戦6局目の棋譜は・・・・・・こちら

さてさて、皆様はどう思われますか。


藤井聡太が佐藤天彦名人に勝つ

2018年12月10日 11時28分24秒 | 将棋

将棋の藤井聡太が佐藤天彦名人に「2連勝」です。 

  • 2018/01/18 公式戦で、藤井聡太4段が佐藤天彦名人に勝つ 
  • 2018/12/09 公式戦で、藤井聡太7段が佐藤天彦名人に勝つ 

まず言えるのは

  1. 公式・非公式を合わせて藤井聡太が佐藤天彦名人に2連勝したこと
  2. 藤井聡太が、1年足らずで、4段から7段へ昇段したことで、驚異的なことです。
  3. 生年月日ですが、藤井聡太が2002/07/19、そしてフィギュアスケートの紀平梨花が、藤井聡太の2日後2002/07/21だということ。驚くことに同じフィギュアスケートの渡辺倫果が藤井聡太と全く同じ2002/07/19だということです。渡辺倫果は千葉出身で、青森の山田中学~山田高校へ進み、いま山田高校の1年生です。藤井聡太が名大付属高校の1年生でしたね。   

藤井聡太七段 非公式戦で佐藤名人に勝利「結果残せ、励みになる」:デイリースポーツ 2018/12/09


さてさて、皆様はどう思われますか。


将棋・囲碁

2018年07月28日 15時18分53秒 | 将棋

将棋と囲碁の世界で対照的な動きを見せています。

 

井山裕太は

囲碁界初の同時7冠王となりましたが、その後1冠を失ない、2017年10月に再び奪取して、2度目の同時7冠王になったようです。

ただし井山は世界王者にはなっておりません。

日本以外で似た将棋ががアジア各国であるようですが、日本の将棋が世界共通のゲームとはなっておりません。

将棋と囲碁の比較ですが

  • 囲碁の場合、どうしても先手が有利になり、研究が進めば進むほど先手が有利になるようで、後手に与えるコミ(ハンディ)は、大昔「4目半」、その後「5目半」となり、最近では「6目半」がほとんどになりました。それだけ囲碁の研究が進み、先手が有利になっているとも言えます。
  • 一方将棋の場合、圧倒的に先手が有利となれば、やがてゲームとして成り立ちにくくなるでしょうが、わずかに先手が有利なだけ(先手53%程度の勝率)であり、囲碁のように先手が有利になりコミを増やさざるをえなくなるどころか、戦法の流行によって後手がわずかに有利になる(2008年度)ことさえあります。
  • 将棋棋士の升田幸三は、かつてGHQが将棋を禁止しようとしたときに「将棋は人材を有効に活用する合理的なゲームである。チェスは取った駒を殺すが、これこそ捕虜の虐待ではないか。キングは危なくなるとクイーンを盾にしてまで逃げるが、これは貴殿の民主主義やレディーファーストの思想に反するではないか」と主張しております。:Wikipedia 
  • どちらが難しいかという異ですが、人によって、より詳しいほうが難しいという傾向があります。
  • 子供へのルールの教え方ですが、ルールが少ない囲碁のほうが教えやすいでしょう。一方将棋の場合、駒によって行き方が異なり、しかも取った駒を再利用できるという難しさがあります。
  • サッカーでロボットと人間の試合があり、もしもロボットが勝ってもそれほど話題とはなりませんが、なぜ将棋や囲碁やチェスでは人間が敗れると大きな話題になるのでしょうね。
  • 今のコンピュータソフトの実力:チェスやオセロではコンピュータが勝っているようですが、将棋や囲碁では、まだどっこいどっこいという段階のようです。ただし5年先にはどうなるか分かりません。将棋ソフトのほうが先に急激に強くなりましたが、その後囲碁のほうも急激に強くなっています。
  • コンピュータソフトは、電源がなければ動かない、というのは事実ですが、人間もまた何かを食べ飲まなければ生きていられませんね。
  • 難しさですが、好みによるとしか言えず、ともにプロとして成り立っているようですから、どちらも難しいのでしょう。

なお、これは毎年変わるものですから

来月になると変わっており、将棋で2冠王が誕生するかも知れませんし、囲碁で井山裕太が1冠を落とすかもしれません。

という意味で「2018/07/22現在」としました。

さてさて、皆様はどう思われますか。


将棋棋聖位を豊島将之が奪取

2018年07月17日 19時33分13秒 | 将棋

先ほど、一杯呑みに出かけ帰ってくると

棋聖位を豊島将之が奪取していました。インターネットAbemaTVで生中継を見た結果でした。

1日制で5番勝負の5局目ですが、先手羽生善治の▲47角あたりからどうも先手が思わしくなく、豊島将之の△97香で先手が投了し、豊島の棋聖奪取が決まったようです。

この結果、8大タイトル戦で、すべてタイトルホルダーが異なる結果となりました。誰1人として、2冠以上を保持していない「群雄割拠」の時代なのです。

  1. 王将戦 久保利明
  2. 棋王 渡辺明
  3. 叡王 高見泰地
  4. 名人 佐藤天彦
  5. 棋聖 豊島将之(今日2018/07/17奪取)
  6. 王位 菅井竜也
  7. 王座 中村太地
  8. 竜王 羽生善治 

みごとに分かれていますね。

しかし、1年間で8タイトル保持者が引き続き新しい挑戦者を迎えるわけですから、この状態が変わる可能性があり、ひょっとしたら、一瞬の状況なのかも知れません。

さてさて、皆様はどう思われますか。


将棋王位戦7番勝負第1局

2018年07月06日 11時49分04秒 | 将棋

2日制で始まった対局で、昨夜第1局が決着しました。

菅井竜也王位に挑戦する豊島将之8段。

2018/07/05 18:18ごろ豊島が投了し、菅井は防衛に向かって好発進、と言いたいところですが、あの難局を勝ちきった菅井にすごさを感じた次第です。

相手に手駒が見えないよう隠すのは

麻雀

恣意的な要素は

曲販売数

審判にたよるスポーツ(サッカーや野球)

選挙

しかし、恣意的な要素がなく、隠さないのは

将棋・・・・・・先後でほとんど差がない

囲碁・・・・・・先手のコミが徐々に増えている

チェス・・・・・・引き分けが多すぎる

だけでしょうか。

こちらによると以下が投了図です。

 

少し前から、私たちは正しく手順を選べるでしょうか。

125手目からですが

▲43銀成(金とり)△26香(飛とり)▲57馬(桂成とり)△同金で、▲32成銀以下の17手詰めがわかりますか?

またそれぞれの変化もわかりますか?

私たちは

序盤でプロのすごさを理解できることはあまりありませんが、終盤に至るとよく分ります。

まれに投了図以下が不明な場合もあるようですが、ほとんどの場合、普通は31手くらいまでの詰みがあります。ただし私も正直に言えば、解説がなければ半分ほどを理解できないのです。

各棋戦情報は次の通りです。

日本将棋連盟主催棋戦一覧

さてさて、皆様はどう思われますか。


将棋名人戦

2018年06月20日 22時40分49秒 | 将棋

先ほど2018/06/20 21:40ごろ将棋名人戦7番勝負が終り

先手佐藤天彦名人○-×羽生善治挑戦者となり、4-2佐藤が名人位を防衛しました。

下図の▲42銀の直前で後手の羽生が投了しました。

後手玉が逃げても▲64金△同玉▲61竜以下の詰みでした。残りの手持ちに桂香があります。

上記映像はAbemaTVから得ました。ありがとうございました。

とにかく、2018年度の将棋界では、江戸時代に起源を発する「最も歴史がある名人戦」が終わりました。来年は誰が挑戦するのでしょうね。

なつかしい話をして終わりましょうか。 


昔、毎日新聞主催の将棋名人戦の第一局、米長邦雄対中原誠の観戦記者として、毎日新聞が山口瞳を起用しようとしたことがあった。

しかし、米長邦雄が、「山口はイヤだ」と言いはり、同新聞学芸部の記者が、頭を悩ませたことがある。なぜ、米長は山口瞳を嫌ったかというと、要は、「将棋指しの面倒をみた」と山口が言いすぎるからである。

例えば、山口の家に呼ばれ、酒をごちそうになり、ツマミに刺身を食う。すると彼にしてみればもう、「面倒をみた」ということになる。

客が来れば、心ある人なら酒と刺身くらいで歓迎はするさ。しかし、その行為をして、「面倒をみた」などとは誰も言わない。あくまでも礼儀作法の範疇なのだから。:P.142 芹沢博文 「依って件の如し」 ケント出版

そう述べた芹沢(1936-1987)も、米長(1943-2012)も山口(1926-1995)も、みんな故人となりました。

芹沢にも米長にも問題が多すぎましたが、作家であるはずの山口のほうが更にひどく「言葉に繊細さがなかった」というところです。

取った取られたのごたごたの将棋主催の問題ですが、将棋名人戦は2007年から毎日新聞と朝日新聞が共催する事になりました。 

さてさて、皆様はどう思われますか。 


将棋名人戦第2局1日目

2018年04月19日 14時31分22秒 | 将棋

3期目の防衛を目指す佐藤天彦名人に対して

挑戦者羽生善治がまず1勝をあげておもしろくなってきた名人戦7番勝負の第2局目が、AbemaTVで無料放送されています。

しかし2日制の1日目とはいえ、次の写真からは「両方とも寝ている」ようです(笑)。

これはAbemaTV 2018/04/19 14:10 ごろの映像です。

左側の肘をついているほうが羽生善治(47)挑戦者で、右側の下を向いて寝ているように見えるのが佐藤天彦30)名人です。

こういった姿は、かつての羽生善治特有のことかと思っておりましたが、佐藤天彦名人はそれを上回っているようです(笑)。

不思議なことに、対局者双方が不在の場合もたまにみられ、その場合、中央の記録係だけがいます。

ただし、3人とも不在の場合があるのかどうか、については、私はまだ目撃しておらず何とも言えません。

さてさて、皆様はどう思われますか。 


2018年将棋名人戦7番勝負

2018年04月13日 07時02分23秒 | 将棋

将棋名人戦7番勝負

当ブログ「将棋名人戦始まる(2018年04月11日)」でも触れましたが・・・・・・

2日制度であり、1日目の前夜に関係者が集合し、翌日1日目から始まります。その日の夕方は手番のほうが「封じ手」という手を指すことになっており、すぐに着手しなければなりませんが、詳細は本人以外に分らないよう別室で2通書くことになっていて、相手側も封筒の上下にサインする仕組みです。

関係者が拘束されるのは「実質2泊3日」なんでしょうか。

そして2日目の朝開封されて初めて封じ手が判明し、続行されます。 

2018年将棋名人戦①(東京都文京区)

昨日終了した第1局ですが、無料のAbemaTVで視聴しておりますと、序盤横歩取り模様から先手羽生善治挑戦者が■26飛としたのに対して、後手佐藤天彦名人が□22銀ではなく□88角成としたところから、急激に中終盤になるかと思われました。

■同銀□44角■21飛成□88角成 と異例の展開となりました。素人の対局ではよくある展開で、どちらかがよくなってもおかしくない進行で、2日制が1日で終わってしまうのではないか・・・・・・と思われました。

詳しくはこちらの棋譜を御覧いただくとして、素人ながら驚きましたが、さすがの頂上決戦であり、封じ手も含めて2日目になっても形勢不明の好勝負となり、熱戦の末、結局挑戦者の羽生善治が1勝をあげました。

第2局は、来週4月19日-20日に石川県小松市でおこなわれる予定です。

第1局:(先手)羽生挑戦者1○ー×0(後手)佐藤名人 

第2局:(先手)佐藤名人 1   0(後手)羽生挑戦者 

それにしても1日目~2日目にかけて
佐藤天彦名人も羽生善治挑戦者も、双方が和服で首を前へ垂れてぐったりとしている姿を見ていると、素人には「双方が寝ているのではないか」と思われ、異様な雰囲気でした(大笑)。  
さてさて、皆様はどう思われますか。

将棋名人戦始まる

2018年04月11日 09時13分20秒 | 将棋

いよいよ今日(2018/04/11 09:00- )から、将棋名人戦7番勝負が始まります。

どちらかが4勝すれば5月にでも終わりますが、勝敗が3-3になり7局目が実現するならば、6月末まで続きます。

対局者は

2017年度の名人位:佐藤天彦

2018年度の挑戦者:羽生善治

佐藤天彦名人ですが

  • 2016年6月には、羽生善治名人から名人を奪取し名人位へ
  • 2017年5月には、稲葉陽挑戦者を破って名人位を防衛

通算して2期名人位を守っておりますが

今年は2年前に名人位を奪った羽生善治が再度挑戦者として名人位復位を狙っております。

今後の名人戦の予定は、こちら

無料のAbemaTVは、こちら 

なお名人戦と竜王戦との違いですが、当ブログ竜王戦「挑戦者決定3番勝負」でも少し触れていますが

名人戦:朝日新聞・毎日新聞の共催

古く江戸時代(1世名人は1612年の大橋宗桂)にまで遡れますが、当時は血筋でもって名人がきまっていました。

これを東京日新聞が1937年から年ごとに挑戦者が変わる実力制に改め、初代実力制第一代名人が木村義雄(十四世名人)になたものです。

竜王戦:読売新聞が単独主催

1988年から読売が新しく始めた棋戦(それまでの十段戦を発展的に解消)ですが、最も賞金額が大きいことで知られています。読売と将棋連盟との公表されていない契約条件でしょうが、なぜか「竜王戦が棋界最高位」とされています。

しかしそれは「賞金金額が棋界最高」であるだけで、将棋竜王戦の歴史が将棋名人戦と肩を並べるなんてことはあり得ず、私がそんなのにだまされるはずがありません(笑)。

ただし一応は契約上そうなっているようで、将棋界に詳しくない人ほど「竜王戦が棋界最高位」とするため、それにあわせておきましょうか。まるで読売はなんでも一位でなければ気が済まないらしく、これではまるで中国・ロシア・北朝鮮なみですね(大笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


将棋A級順位戦プレーオフ 豊島将之×-○羽生善治

2018年03月19日 00時39分49秒 | 将棋

将棋A級順位戦プレーオフをインターネット無料中継(abemaTV)で視聴していました。

A級ではトップ棋士11人による総当り戦があり、A級に限って同星の場合、プレーオフの規定がありますが、なんと史上初のことですが、6人が6勝4敗で並び、6人によるパラマス方式のプレーオフとなり、本日勝ち進んだ豊島将之がその第4局目を戦いました。相手は待ち受けていた羽生善治です。6人のうち最下位の豊島が4局とも対局前の振り駒ですべて先手という幸運にも恵まれました。

今年からA級に昇級した豊島で、プレーオフ6人のうち最下位の豊島はプレーオフで5連勝しなければ挑戦権を得られないという厳しい条件だったのです。

朝10時から始まった対局が23:01先手豊島将之の投了で終わりました。対局が終了し45分ほどの感想戦も終わってまだ1時間ほどしか経過していません。

昼食休憩や夕食休憩を含めて11時間の死闘。後手の羽生善治が84手で勝ったのですが、本割り2回戦では豊島将之に負けていたものの「さすがに読みの入った手」を続けて勝ち切りました。

解説の深浦九段も呆気にとられていた「△48」でしたが、なんと羽生がぎりぎりで勝っていたのです。感想戦は、肝心の「△48」に触れることなくその手前で終了し、45分ほどで切り上げています。

私は初めてこの対局を昼過ぎからちらちらと見ていて、19時ごろからは実に真剣に視聴しました。解説者の解説では、2転3転したものの、「△33金」ではなく「△48」としたときには、羽生が負けではないかと思っていただけに、羽生の読みの深さに驚いた次第です。

羽生はこれで、本割りの8回戦で負けている稲葉陽と3月21日にプレーオフ第5戦(最後の闘い)を戦うことになりました。 

文字にすると何でもないのですが

いやいや久しぶりに感動の4時間でした。

見ているだけで凄いと思ったのは、久しぶりです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


将棋A級順位戦プレーオフ 豊島将之ー羽生善治

2018年03月18日 16時28分26秒 | 将棋

きっと興味のない人がいらっしゃるでしょうが

本日(2018/03/18)将棋A級順位戦プレーオフの豊島将之ー羽生善治が進行中で、まだどちらとも言えませんが、先手の豊島将之がよさそうです。

今インターネットのabemaTVで中継しており、結果がわかるのは今夜の遅くになりそうです。

本日おこなわれているのは

  • 上記 豊島将之ー羽生善治(4月から佐藤天彦名人に挑戦する人が3月18日になっても決まっていないというのは異様な事態でしょうか。この勝者と稲葉陽が対局して挑戦者がやっと決まる予定ですから、名人への挑戦者決定は3月22日)
  • ロシア大統領選挙と開票(プーチンが再選されそう)  

さてさて、皆様はどう思われますか。