カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

将棋A級順位戦プレーオフ 豊島将之×-○羽生善治

2018年03月19日 00時39分49秒 | 将棋

将棋A級順位戦プレーオフをインターネット無料中継(abemaTV)で視聴していました。

A級ではトップ棋士11人による総当り戦があり、A級に限って同星の場合、プレーオフの規定がありますが、なんと史上初のことですが、6人が6勝4敗で並び、6人によるパラマス方式のプレーオフとなり、本日勝ち進んだ豊島将之がその第4局目を戦いました。相手は待ち受けていた羽生善治です。6人のうち最下位の豊島が4局とも対局前の振り駒ですべて先手という幸運にも恵まれました。

今年からA級に昇級した豊島で、プレーオフ6人のうち最下位の豊島はプレーオフで5連勝しなければ挑戦権を得られないという厳しい条件だったのです。

朝10時から始まった対局が23:01先手豊島将之の投了で終わりました。対局が終了し45分ほどの感想戦も終わってまだ1時間ほどしか経過していません。

昼食休憩や夕食休憩を含めて11時間の死闘。後手の羽生善治が84手で勝ったのですが、本割り2回戦では豊島将之に負けていたものの「さすがに読みの入った手」を続けて勝ち切りました。

解説の深浦九段も呆気にとられていた「△48」でしたが、なんと羽生がぎりぎりで勝っていたのです。感想戦は、肝心の「△48」に触れることなくその手前で終了し、45分ほどで切り上げています。

私は初めてこの対局を昼過ぎからちらちらと見ていて、19時ごろからは実に真剣に視聴しました。解説者の解説では、2転3転したものの、「△33金」ではなく「△48」としたときには、羽生が負けではないかと思っていただけに、羽生の読みの深さに驚いた次第です。

羽生はこれで、本割りの8回戦で負けている稲葉陽と3月21日にプレーオフ第5戦(最後の闘い)を戦うことになりました。 

文字にすると何でもないのですが

いやいや久しぶりに感動の4時間でした。

見ているだけで凄いと思ったのは、久しぶりです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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