叡王戦については、当ブログ
将棋タイトル戦「叡王戦」(2020年07月06日)
でもお知らせしましたが、その後ますます大変なことになっているようです。
もともと叡王戦には「変則持ち時間」の制度がありました。
普通のタイトル戦では、ずっと通して同じ「持ち時間」ですが、叡王戦7番勝負では、局ごとに持ち時間が変わります。
特に新型ウィルスの影響のためか「同じ日に組まれていた」3局と4局では、持ち時間1時間で、7局目(実質的には10局目か)では持ち時間6時間とのこと。
今年の「叡王戦」では、千日手も含めると既に5局を終えていますが、千日手や持将棋が発生して、永瀬と豊島が1勝1敗だというのです。
実質5局を終えて1勝1敗というのですから、いかに激戦だったかがよく分かります。
第4局までの経過ですが、いずれも長手数です。
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- 2020/06/21 千日手
- 2020/06/21 休憩後に指し直し、豊島勝ち
- 2020/07/05 持将棋
- 2020/07/19 別の日の対局もまた持将棋
- 2020/07/19 休憩後に次局があり永瀬勝ち
- 2020/07/23
- 2020/08/01
- 2020/08/10
- 2020/08/xx
- 2020/08/xx 「双方3勝3敗になった」場合

第2局目に続いて別の日の第3局目も持将棋になっています。
第3局目と第4局目は、珍しいことに最初から同じ日に対局が組まれていました。第3局目が終了して休憩のあと、同じ日に第4局目が始まり永瀬が勝っています。
第4局目は生中継を見ており、終盤になってひんぱんに有利が入れ替わるのが名局ならば「絶対に見逃せない」はずでしたが、睡魔には勝てず、ついに夜10時~11時ごろでしょうか寝てしまい、勝敗結果は翌日(つまり今日)知った次第です。
実質5局を終えてまだ1勝1敗ですから、もし3勝3敗になったならば、実質10局目があるかも知れません。
これらのニュースは以下のとおりです。
第5期叡王戦七番勝負:日など記述なし(日本将棋連盟か)
将棋の叡王戦、異例の事態に 2局連続で引き分け成立:朝日新聞 2020年7月19日 19時05分
永瀬が初勝利 将棋の叡王戦第3、4局:2020/07/20 0:14日経新聞
さてさて、皆様はどう思われますか。