あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

豊島(てしま)事件

2006年05月17日 | 議会視察
わが国最大級の産廃不法投棄事件がおこってしまった香川県の島、豊島(てしま)の現地に入り、「廃棄物対策豊島住民会議」の役員のかたからそのいきさつを詳細にうかがうことができました。
事業者は汚泥、木くず、家畜のふんを取り扱い、ミミズによる土壌改良剤化処分業に限定して1977年に許可されたものの、1980年頃から有害産廃を島内に持ち込み、1990年に兵庫県警の摘発があるまで、総量50万トン超を不法投棄し続けました。
島の住民は93年に県などを相手に公害調停を申請し、2000年に調停が成立するまでの間、想像を絶するたたかいを続けました。
「二度と同じ過ちを繰り返させない」、「第二・第三の豊島をつくらない」の思いが伝わりました。




写真は豊島へ向かう水上バス内と、投棄現場に県が建てた「中間保管・梱包施設/特殊前処理物処理施設」に展示されている不法投棄標本です。



投棄現場から水上バスで直島(なおしま)に渡り、豊島から海上輸送される廃棄物などの県の中間処理施設、三菱マテリアル製錬所にもまわりました。

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