駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

密の世界に合わない人たちの受け皿

2022年10月04日 | 社内事情

青春は密なのに

でもそんな事は全てダメダメと言われて・・

夏の甲子園で優勝した仙台育英の監督の口から出た言葉ですが

私も印象に残りましたね。

確かに自分の青春時代を思い出しても密でしたね

高校の時の部活は

練習が終われば

狭い部室で一斉に着替える訳ですが

お互い体がぶつかりましたからね。

合宿も狭い部屋に10人位で寝てました。

大学に入ってからは

週末になればお互いのアパートで泊まってましたから

4畳半の部屋で重なるように寝ていました。

ですから

私もその言葉を聞いて

あぁ確かにその通りだった

って共感した訳です。

しかしよく考えれば

青春は密

って言い切るのは間違いですよね。

私達の時代のクラスメートには

部活にも入らなければ

友達ともつるまない

そんな人たちはたくさんいましたかね。

彼等にとっての青春は

密ではなく孤独

そうだった可能性もある訳です。

そうやって考えると

私たち人間は

どうも頭の中には

同一化

これを求める本能がありますよね。

しかしこれが正しいかと言うと

多分良い面と悪い面

両方備えていますよね。

そして今の時代は

人類がこの同一化の負の側面に気づいて

克服する

そんな過渡期にあるようにも思います。

いま学校ではいじめの問題が大きく取り上げられますが

私達の時代は

いじめられるような情けない人間になるな

なんて大人は口にしていましたよね。

皆勝手に自分の過去を美化して・・

この人たち

本当に妄想の中で生きてますよね。

自分がまるで最強だった

みたいな言い方ですが

私の時代も今も

そんな人は存在しません。

白鵬が言ってました

自分が弱いんだから

この世に強い人間は存在しないと

これが人間の本質です。

にも関らず

自分の弱さから目を背けて

威勢の良い言葉を発する人

いつの時代も絶える事がありません

そんな人たちの言葉を信じると

悲惨な事になる

これは私自身が体験した事です。

その話はともかく

人間社会の同質化圧力

これがかつては集合体の安定をもたらしてきた

自分たちの子供の頃を思い出しても

間違いなくそうだった訳です。

その陰では

たくさんの人が集団の中に居場所が見つけられなくて

辛い人生を歩んできたのです。

しかし多少個人の犠牲あっても

集団としての安定を優先する

これは人類の歴史とも言えます。

ここに来て初めて

この同化圧力に抗う

そんな風潮が出てきました。

これが

いじめ問題が

私達の時代とは大きく取り上げられるようになった理由

そうも言えるのです。

これ

個人レベルの話ではありませんよ

世界レベルで起きてるのです。

そして

その同化圧力

これを基準に世界から流れて来るニュース

これを見ると

本当によく本質が見えてきます。

例えば

一時絶対的に正しい

そう言う雰囲気で語られてたグローバリズム

これも見方によっては同化圧力です

しかし

元来その中心にいたアメリカは

その弊害に耐えられずに

トランプさんが出てきて

TPPや北米自由貿易協定から撤退したのです。

イギリスは

歴史的に世界で植民地を持ち

まさにグローバリズムの旗振り役でしたが

これもEUから離脱しました。

またいまウクライナで起こってる戦争も

ロシアが離れていくウクライナ国民の価値観を

自分に引き戻そうとして起こってる訳です。

そんな感じで

今世界で起こってる事は

同質化圧力への斥力

そう捉えればより理解できる訳です。

だから私は

今日本のマスコミが疑わずに流す

自由や民主主義やら人権やら

普遍的な価値観って枕詞をつけるのに抵抗がある訳です。

そう言った途端に

違う方向に進む国は悪って事になりますから

成敗しなければ

って話になります。

その思想は理想として間違って無いのかもしれませんが

しかしアメリカの独立宣言や

フランスの人権宣言から200年以上経っても

まだこんな状態ですからね

普遍的な価値観とは言えない

私はそんな考えです。

いも関らず

世界最強の軍事力を持つアメリカが

強い同調圧力を持ってる

まぁ心配ですね

政治の世界ではどうにもなりませんが

今の世の中の動きは

そんな感じで多様性を認める

って事ですから

当社も零細企業ながら

その方向を意識しています。

今当社は服装も自由ですし

休みも割と自由に取っています。

そして

仕事でも

社員はそれぞれ自分に合った方向に進んで

バラバラです。

そして

その社員達を見ると

全員

青春時代は密が合わなかった

って感じに見えます。

部活で

先輩の言う事は絶対

なんて考えが受け入れられるとすれば

当社に来る必要はありません

他に受け入れる会社はたくさんあるのです。

密な青春に耐えられない

そんな人たちの受け皿

これが今の当社の姿です。

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