学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

饭后走一走…

2017年06月18日 | 中国・中国語・台湾
最近覚えた中国語のことわざです。



ECC日本語学院で学んでいる中国人留学生のPさんが教えてくれました。
とても勉強熱心な彼女。
日本の大学への進学を目指して頑張っています。
彼女の真面目さが几帳面な文字に表れていますよね。(*^^*)


饭后走一走,活到九十九。

どういう意味だと思いますか?

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まず、「」は「飯」の簡体字で、意味は日本語と同じく「ご飯、食事」です。
」は「後」の簡体字で、これも日本語と同じく「(空間的に)後ろ、(時間的に)後」という意味です。
その次の「」は注意が必要です。
人間についていう場合は「歩く」という意味で、「走る」ではありません。
走一走」は「動詞の重ね型」と呼ばれる形で、動詞を重ねて、「ちょっと~する」のように動作量が少ないこと、動作に気軽に取り組むことを表します。
後半の「」は「生きる」、「」は「着く、到着する」という意味です。
「動詞+“到”…」は、動作がある時間まで続くことを表し、「…まで~する」という意味になります。
つまり、「活到九十九」は「九十九まで生きる」ですね。

全体をまとめると、こんな感じでしょうか。

「ご飯を食べた後、少し歩きましょう。そうすれば、99歳まで生きられます」
「食事の後、少し歩くだけで、長生きできますよ」
「食後の散歩が健康の秘訣」


最初にこの言葉を見たとき、「99歳ってやけに中途半端だなあ…。どうせなら100歳にすればいいのに…」と思いました。
「99という数字には、何か意味があるのだろうか?」
でも発音を確認してみて、その謎が解けました。

走一走」と「九十九」がきれいに韻を踏んでいるんです。



上のピンインでわかるように、「走一走」(zouyizou)と「九十九」(jiushijiu)の声調が全く同じなので、覚えやすいし、記憶に残りやすい!
それともう一つ。
「九」(jiu)と発音が同じで、「(時間が)長い」という意味を持つ「久」という文字があるのですが、そのために、「永久」や「永遠」とも結びつく「九」は縁起のいい数字と考えられているようです。
だからやっぱり「九十九」でないとダメなんですよね~。 (^^)/


食後の散歩。
あるいは、食後のちょっとした運動。
意識してみようと思います。

Pさん、ありがとう!

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