窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

「よみがえり」は丈夫なのか?

2010年10月23日 | リサイクル軍手の世界
  「特殊紡績手袋 よみがえり」、「特殊紡績手袋 よみがぁ~る」をお使いいただいた方より、しばしば「厚みがあって丈夫」というお声をいただきます。

  手は体の中でも極めて敏感な部位で、ほんのわずかな厚みや大きさの違いでも感覚的に違いを認識することができます。そのため、そうしたお声は間違いではないと思うのですが、実際のところどうなのでしょう?



  上の表は、「よみがえり」と「よみがぁ~る」について、日本化学繊維検査協会および日本繊維製品品質技術センターで試験していただいた結果です。実は、作業手袋(軍手)にはJIS規格があります。今日皆さんが日常的に目にする軍手のほとんどは輸入品で、実際のところこのJIS規格を満足している軍手というのは極めて少ないのですが、そのJISが要求している規格と「よみがえり」、「よみがぁ~る」のデータを比較したのが上の表です。

  「よみがえり」、「よみがぁ~る」が環境に優しいだけでなく、耐久性にも極めて優れていることがお分かりいただけるのではないかと思います。実用により耐えうれば、それだけ長く使うことができトータルコストも抑えることができます。繰り返しになりますが、JIS規格を満足している軍手は現在極めて稀です。だからこそ、お使いになられた皆さんが、手にはめた瞬間に「厚みがあり丈夫」という感覚をお持ちになられるのだと思います。

  人類は二足歩行を開始し、手先を器用に使うことによって脳を発達させたそうです。鋭い感覚をもつ手にはめるものだからこそ、作る側にも緊張感が生まれます。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

よろしければクリックおねがいします!

人気ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 吉野ヶ里遺跡⑦-倉と市 | トップ | 吉野ヶ里遺跡⑧-南のムラ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

リサイクル軍手の世界」カテゴリの最新記事