窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

第44回YMSを開催しました

2014年03月13日 | YMS情報


  ようやく少し寒さが緩む日も増え始め、春の訪れを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

  さて3月12日、mass×mass関内フューチャーセンターにて、第44回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催いたしました。



  今回は、昨年4月に行われた第33回YMSで大好評だった株式会社MANY ABILITIESの野原秀樹先生。昨年7月に行われた当社の全社員研修でも講師をしていただき、大好評でした。バレエダンサーにしてコーチ、そして経営者という異色の先生です。

  テーマは「ドラマチックコミュニケーションで非言語スキルアップ!!」、非言語コミュニケーションの重要性を演劇のエッセンスを用いて体感できるところに、ダンサーである野原先生のセミナーの大きな特色があります。



  少々誤解もあるのですが、非言語コミュニケーションの重要性を示す例として有名な「メラビアンの法則」(視覚・聴覚・言語で矛盾した情報を与えられた時、人は話し手のどこに着目し、好き嫌いの判断をするかという実験。結果、視覚55%、聴覚38%、言語7%となった)というものがあります。しかし、本当に人は印象判断の93%も非言語に依存しているのでしょうか?

  それを実感するために最初に行ったのが、言語と非言語(態度・声のトーンなど)の不一致です。言語と非言語が不一致であった場合、人はほぼ非言語を優先して正しいと認識するようです。



  これを受け、非言語とは何かについて、グループ・ディスカッションを行いました。



  3番目のワークは、ゼスチャーのみの伝言ゲーム。初めは、「さる」や「うさぎ」のような単純な単語なのですが、徐々に形容詞や動詞が加わり、複雑な文を非言語で伝達することを求められます。たとえば、「美しい」を非言語でどう表現するのでしょう?言葉を介さずに「おせんべい」であることを伝えるには?先生からいただいたヒントは、その単語に関係する周辺情報をうまく活用するということでした。しかし、伝達側の何気ないしぐさが、非伝達側に意味のあるものと受け止められてしまったり、なかなか大変でした。

  先ほど、人は相手の印象を判断する情報の93%を非言語に依存していると述べましたが、それにもかかわらず私たちが日常いかに言語に依存しているか、またそのためにいかに非言語を有効に使えていないかを体験することができました。



  4番目はインプロ(即興)で伝えるワーク。役者さんが実際に行っている訓練で、非言語のみで「~で…している」という「要因と状況」を伝えます。これは比較的皆さんに伝わっていたようですが、この訓練を積むことにより、非言語で相手に伝える能力と相手の非言語を読み取る能力を同時に高めることができるそうです。



  5番目は「セリフ」と呼ばれるワーク。第三者から状況と役割を指定され、それに基づき一定の枠組み内での会話を二人組で行います。ここでのポイントも相手に伝わっているかということと、その役になりきることができるか、ということです。


【写真をクリックすると動画が見られます】

  最後は、これまでのワークを総合した寸劇を行いました。事前の打ち合わせはなく、台詞もベースはあるものの演者間のアドリブに即興で応じなければなりません。しかも途中で指示が入り、結末を指定されます。演者は芝居の途中から結末までのシナリオをその場で作り演じることが求められます。寸劇にはコミュニケーション能力だけでなく、リーダーシップ、フォロワーシップ、調整力、柔軟な思考など様々な能力が求められます。最後はもう恥ずかしさも脱ぎ捨て、なりふり構わずでした。



  今回も短い時間の中で内容は盛りだくさん。初参加の方もいらっしゃいましたが、懇親会のコミュニケーションもドラマチックに盛り上がりました。

  次回第45回YMSは4月9日(水)の予定です。通常とは開始時間が異なりますのでご注意ください。

過去のYMS活動レポートはこちら

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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