デオガールに到着して宿泊したのは、昨日ご紹介したデオガール・マハルではなく、そこから5kmほど離れた、湖の中の島にあるフォート・スィーンク・サガールでした。今回は知られざる、この素晴らしいホテルをご紹介したいと思います。
途中でマンプラという羊飼い、牛飼いの住む小さな村こそ通りましたが、見渡す限りごつごつした岩だらけの荒野。今でこそ地続きですが、雨期にはここは陸地と切り離され、島になるそうです。
そして眼前には湖沼が広がります。鳥の鳴き声しかしない、非常に静かなところです。
フォート・スィーンク・サガール
このフォート・スィーンク・サガールは、デオガール家が18世紀に建てた離宮を2005年、元型の趣を残しつつ宿泊施設に改装したもので、部屋は4つしかありません。
その部屋ですが、元々マハラジャの離宮だけあって、ラジャスターン様式の立派なもの。
バスルームが地下にある部屋もありました。
さらに部屋には湖沼を見渡す小さなプライベート・バルコニーがあります。カワセミなどの野鳥が見られ、鳥の鳴き声しかしない静けさ。朝起きて、ここでしばらく瞑想をしましたが、いつまでもそうしていたいほど癒される雰囲気でした。ここがあの喧騒と雑踏に包まれたインドであることが信じられません。
中庭。中心部分が浅い池になっており、夏期はここに水を張るそうです。冬は代わりに焚き火をし、夕食はこの中庭でします。星空の下、焚き火のパチパチという音しかしない素晴らしい静寂でした。
因みに、1泊2食付で8,500ルピー(12,000円弱)位だったと思います。
お世話をしてくれた方と記念写真。彼の家は5代に渡って、このデオガール家に仕えているそうです。
ここのオーナーで、デオガール・マハルに住むマハラジャの兄、ランドヒル・シングジ大佐(退役軍人)と共に。
期せずして、われわれはこのフォート・スィーンク・サガールに宿泊した最初の日本人になりました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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